京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

子どもを共に育む 未来づくり教育フォーラムin京都

子どもを共に育む 未来づくり教育フォーラムin京都
   〜地域ぐるみ・社会総がかりで進める人づくり〜

「地域教育フォーラムin京都」「人づくりフォーラム」「全国緑のカーテンフォーラム」共催で、京都国際会館で開催されたこの大会には、以前から毎年参加しています。

  

オープニングの伏見中学校吹奏楽部の演奏は、本当に素晴らしく、大きな拍手でフォーラムの幕が開けました。

  

各主催者代表のご挨拶。高桑三男教育長、尾池和夫人づくり21世紀委員会代表、鈴木雄二NPO法人緑のカーテン応援団理事長。

  

来賓挨拶は、文部科学省の徳久治彦大臣官房審議官、門川大作京都市長

  

「子どもを共に育む京都市民憲章」の推進に向けて、寺石浩隆 人づくり21世紀委員会幹事長から、報告。

今年の特別講演は、ジャーナリストの江川 紹子氏。
「子どもたちの健やかな育ちに〜子どもたちのために、今、何ができますか?〜」をテーマに、お話を伺いました。
人にとって大切なことは、「自尊意識」「想像力」「コミュニケーション能力」だとおっしゃり、オウム真理教への取材等を通して、体験、感じ、取り組んでこられた事をわかりやすく聞かせていただきました。
ピラミッド式の組織の中では、自分で考えたり、疑問に思ったりすることをおさえられ、美味しいものを美味しいと思う心や、愛情も煩悩として断ち切った中では、他人の気持ちを理解しようとする想像力がなくなり、他人を傷つけたりしても平気になってしまう。
イラクでの人質事件や9.11事件の取材の中で出会った人たち、その中で感じられた事等、たいへん感銘を受けました。
また、とても便利になったけれども、大切なことをなくしてしまっていることが多いのでは・・・と。
今では携帯電話で、いつでも、直接相手と気楽に電話できるけれど、昔は誰が電話に出るかわからなくて、ドキドキしながら言葉を撰んで電話することで、色々な人とのコミュニケーション能力が備わってきたのでは・・・
何か知りたいと思った時、昔は図書館へ行って、時間をかけて調べていたけれど、今ではパソコンで検索したら、すぐに、その事については多くの情報が得られます。
でも、図書館へ行って探すと、周りの記事や広告等も見えて、その時代や背景もわかる・・・
なんでも、「早く」や「楽に」だけではなく、「壁」になる大人や「壁」が必要であるというお話にも納得!!
子どもたちのことを大切にするということは、子どもだけでなく、大人みんなが生きがいをもって活動していくことにつながります。

講演会の様子は写真撮影禁止でしたが、講演後、「人を助ける仕事」」という著書を買って、サインしていただきました。
紆余曲折を繰り返しながら、福祉や救急、介護など、地道な仕事の中に「生きがい」を見つけた37人の若者の話・・・
一人ひとりの人生を見つめ、決して美談ではなく、実寸大で語っておられます。

お昼は会場でお茶席。京都市地域女性連合会のご協力で、今年は葛野小学校の皆さんがお運びされていて、美味しくいただきました。

  

  

  

各種団体によるパネル展示や、京都科学屋台ネットワークの「おもしろサイエンス教室」も面白かったです。

午後からは 全国緑のカーテンフォーラムと4つの分科会に分かれ、私は京都会館での第二分科会「家庭教育支援」へ。

まずは、子どもたちの今と未来を守るため、市民共通の行動規範である「子どもを共に育む京都市民憲章」の実践の輪を拡げるための取り組みについて、教育委員会生涯学習部の上田廣久家庭地域教育支援課長から報告。
その後、パネルディスカッションには、いつも、よくよく存じ上げている方々が登場。

  

  

パネリストは京都私立幼稚園協会の升光泰雄会長、京都市ユースサービス協会の水野篤夫事業部長、京都市立藤城小学校の大畑真知子校長、人づくり21世紀委員会の寺石浩隆幹事長。
講評は、京都市教育委員会の藤原勝紀教育委員長。
京都市教育委員会生涯学習部の古田義久主席社会教育主事の絶妙のコーディネートで、「今、子どもたちのためにできること」「子育て”きょうかん”都市・京都」の実現に向けて、個性豊かなお話を伺えました。
親支援プログラム「ほっこり子育てひろば」や、児童ポルノ排除に関する要望署名についてなど、実際に取り組んでおられることについてもお聞きしました。
日頃から親しくさせていただいている皆さんが、熱心に頑張ってくださっており、本当に心強く、嬉しく思います。