京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

11月14日

11月14日

京都府議会危機管理・健康福祉常任委員会 管外調査②
救命救急医療について
 熊本県では、ドクターヘリと防災消防ヘリ「ひばり」の2機が相互にその役割を補完しあい、ヘリ運航に関する4つの基幹病院が連携して救急医療を行う「熊本型」のヘリ救急搬送体制を構築されています。
緊急時に消防機関から防災消防航空センターへ入る出動要請の電話連絡を、
赤十字病院に設置されているドクターヘリ運航管理室も同時に要請を受信して両者で判断し、
ドクターヘリは、出動要請から5分以内に救急現場へ出動。
飛行中、ドクターヘリ運行管理室と連絡を取り、着陸地点の情報や傷病者の容態の確認、搬送先病院の選定等がおこなわれます。
現場到着後、医師・看護師は直ちに傷病者の処置を行い、その後、高次医療機関への搬送が必要な場合は、ドクターヘリに収容し搬送先の医療機関に向かわれます。
病院での救急医療の経験を積まれて、ドクヘリでの尊い任務を日々遂行してくださっている医師の皆様、運航に従事されている方々、
管理・調整してくださっている皆様に心から敬意を表します。
また、病院周りなどで「献血』の文字が大きく目に入りました。
京都の故山口雄也くんの献血に寄せる想いのこもったメッセージ動画を、熊本でも特に大学生や高校生など多くの皆様にご覧いただき、血液事業の普及啓発活動において非常に反響が大きいとのお話をお聞きました。
 山口雄也くんのご遺志が、遠く熊本の地でも伝わっていることを実感することができ、胸が熱くなりました。

11月14日
京都府議会危機管理・健康福祉常任委員会 管外調査③
熊本県防災センター
熊本県における防災・減災対策について
 7年前の熊本地震をきっかけに、災害への対応を強化しようと、
県が総事業費およそ97億円をかけて、県庁の敷地内に災害対応の拠点として今年5月から開設された「熊本県防災センター」は鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上7階建てで、延べ床面積はおよそ1万平方メートル!!
熊本地震と同じ規模の地震にも耐えられる免震構造になっているとのこと。
屋上には夜間でも発着が可能なヘリポート
2階部分には防災センターの執務室のほか、地震や大雨などの被害が広がった際に県が立ち上げる「災害対策本部」の会議室、
自衛隊や警察、消防などと活動の調整などを行う「オペレーションルーム」
寝泊まりできる畳の部屋やシャワー、洗面所、トイレ等々も設けられています。
1階部分には熊本地震や、3年前豪雨の被災地の写真やパネルなどを展示するコーナーや、「VR防災体験」のコーナーも設置されています。
時間オーバーで見ることができず残念でしたが、細部にわたって、熊本地震の際の経験・教訓が生かされている本格的な施設に、感服しました。