10月4日
いつもお世話になっている、かかりつけ医であり、日本眼科医会の常任理事である柏井真理子先生に、以前ご教示いただいた、3歳児健診における屈折検査導入についてお聞きしました。
人の視機能は3歳頃までに急速に発達して6〜8歳頃に完成し,生涯の視力が決まるそうです。
3歳児健康診査(3歳児健診)は,視力の発達の遅れ(弱視)や眼疾患 を早期に発見して治療につなげるための重要な機会となります。
屈折検査を併用すれば弱視の発見率が 上がるというデータが示されてきましたが、
近年、簡便な屈折・眼位スクリーニング機器が登場し、
平成30年に成育基本法が成立 したことも追い風となり、
既存の法律の枠組みを超えて3歳児健診の視覚検査の精 度を向上させる機運が高まってきました。
屈折検査が先行して導入されている自治体の実績や、
関連学会・協会による長年にわたる地道な研究成 果や、
3歳児健康診査のあり方検討委員会のメンバーの皆様のご尽力により、叡智を結集したマニュアル冊子も作成されました。