京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

    

「木の駅」勝山木材ふれあい会館で、真庭市におけるバイオマスタウン構想の概略説明
木製商品がいっぱいありました。



   


バイオマスツアー
木製ペレットの製造、木製バイオマス発電
おがくずや、かんなくず等の製材廃材や未利用木材など、木質系の副産物を粉砕・圧縮さた固形燃料「ペレット」は、環境にも優しく化石燃料の代替燃料として注目されています。




   



バイオマスツアー
木製バイオマス燃料、ペレット焚きボイラーを使用している「真庭市勝山健康増進施設 水夢」
ペレットを燃料とする2機のボイラーで施設の水温や暖房を賄っておられます。
灯油に比べて50%燃料費削減とか!



   




バイオマスツアー
ヒノキ材をふんだんに活用した、庁舎やバイオマスボイラー(冷暖房チップボイラー)を見に、再び真庭市役所へ。
庁舎内いたるところに木材が利用されていて、議場も床下温風暖房を含め、24時間暖かくて心和みます。
外からも仕組みが見えるよう工夫されていて、市民の皆さんからの関心も高いようです。



   


バイオマスツアー
製材工程で生じる副産物をチップ化したものをセメントと混ぜてコンクリート製品を開発、実用化。
保水性に優れ、ガーデニング用品や、舗装材としても、蒸発熱効果で路面温度を大幅に抑えたり、透水性が高くて、雨でも滑りやすいとの。
歩いてみても足に優しい感じです。

  


バイオマスツアー
バイオマス資源の安定供給を目的とした集積施設
未利用木材や製材所で発生する端材や樹皮を利活用するため、素材生産者や山主など市民に持ち込まれた未利用材を、原料や燃料として加工。
持ち込みは、登録カードを利用して自動重量測定などで24時間受け入れ可能。
丸太を自由自在にカットし、整理していかれる技に感心!
皮を剥ぎ、樹皮破砕機やチッパー機で、加工されます。
地域内の関連企業が連携して未利用材を集積、目的に応じた加工と安定供給という流通体系を整備されています。





  


バイオマスツアー
旧遷喬(せんきょう)尋常小学校
国指定重要文化財である、木材の街を象徴する木造校舎。
明治40年に当時の町の年間予算の約3倍という巨額の費用を投じて建てられ、平成2年に小学校の役目は終えたが、現在(公財)真庭エスパス文化振興財団が管理。
地元の優れた檜・杉材を選定して、2年間の工事期間をかけて、丁寧につくられた校舎は、芸術作品のよう!
特に講堂の風格は圧巻!
全国版の建築専門誌に「迎賓館を思わせる豪奢な洋風建築」「木造ルネッサンス風小学校」と紹介されています。
開校当時はクラスも校舎も男女別だったそうですが、女子にお裁縫を教える教室に立派な床柱が利用されており、女子の教育に力を注ごうとされる思いが込められていたのではないかとお聞きしました。
今も観光客や市民が自由に見学でき、
NHK朝の連続ドラマ「ごちそうさん」のロケにも使われたそうです。



農業用ビニールハウスでのペレット焚ボイラー利用
重油ボイラからペレットボイラに入れ替え経営されている農家が真庭市には4カ所。
地元の銘建工業から直接購入で、運送費がかからず地域価格で安上がりで、好評。
清友園芸では、ペレット焚温風ボイラの導入によって、冬場のトマト栽培にも成功し、これまで栽培が困難だった冬季にも出荷できて収入が得られるようになったと喜んでおられました。
ビニールハウスのすぐ隣には直売所もあり、まさに地産地消のサイクルが



真庭市でのバイオマスツアーを終え、お昼ご飯。
ここでも、地産地消のお料理をいただき、二日間、8カ所を案内して回っていただき、昼食2食含めて7000円。
各所での説明も皆さんとてもわかりやすく丁寧で、上手に買い物もできるように組まれていて、地域活性化にも大いに役立っていると感じました。
年間約3000名がツアーに参加されるそうです!
お世話になった皆様、ありがとうございました。