京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

「クラシック音楽を描こう in 室町小学校」

気軽にクラシック音楽が楽しめ、クラシック音楽が溢れるまち「京都」の創造を目指して活動されている若い女性、是澤さんから、3カ月ほど前に電話をいただきました。
昨年秋の京都府庁旧本館の一般公開の時に、クラシック音楽と社会をつなぐ中間支援型プロジェクト「古音Link(ことりんく)」が、「クラシック音楽を描こう」という新しい参加型クラシック音楽体験を開催され、少し興味があったので見に行き、その時は大人の皆さんが対象だったのですが、「子どもたちにもこんな体験ができるといですね。」と話していたことを覚えていてくださったとのこと。
今回、独立行政法人国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金」の助成を受けて、親子向けのワークショップ「クラシック音楽を描こう」を開催されることになり、そのご紹介で連絡くださいました。
また、今日は、室町小学校で、音楽の特別授業として、参加型音楽ワークショップを開催されました。室町小学校は、私の出身校でもあり、先日、校長・教頭先生にもお会いし、お許しをいただいたので、参観させてもらいました。

4年生の36名の子どもたちに是澤さんが、優しく語りかけ、まずは、曲名・作曲家・曲の背景などは一切知らされず、京都女子大学生の皆さんによるクラシック音楽を1曲聴かせてもらいました。

広い体育館に拡がる、ピアノとバイオリンとフルートの生演奏に、子どもたちは聴き入っていました。
その後、曲から感じたイメージや浮かんだ情景を画用紙に描こう!という話に、すぐに描きだす子や、なかなか描きだせない子もいましたが、学生やボランティアの皆さんに声をかけてもらいながら、子どもたちはそれぞれ感じたものを個性あふれる絵として表現していました。
 

  

  


そろそろ描けてくると、友達同士見せあったりしていましたが、中には黒っぽい色で一面塗っている子もいて、初対面ながらその子の心の中を垣間見た感じがして、どうぞ健やかに育ってほしいと願い、祈りました。
続いて、出来上がった絵にそれぞれ作品名をつけ、前に出て紹介する時間がありました。
恥ずかしそうにしながらも、自分が感じたことを説明し、見ている子どもたちも、色々な感じ方があるんだなぁと実感したようです。
  

  

作品を見せ合ったあと、曲についての情報を紹介してもらいました。登場人物の絵を使って、子どもたちにわかりやすく工夫されていました。

 
  
小鳥のさえずりのような部分など、もう一度演奏してもらったりして、子どもたちは自身で描いた絵との共通点や相違点など発見。
是澤さんの「どれが正解とかいうんじゃないからね。」という話に、男の子が「みんな、それぞれ、自分がどう感じたかということ」としっかり発言し、思わず拍手!
最後に、その作曲家と関連のある曲を生演奏によるコンサートで鑑賞させてもらいました。
  

  

ピアノの連弾やフルート、バイオリンの独奏、そしてアンサンブルと、バラエティーに富み、また、楽器紹介や子どもたちの反応、興味関心にあわせて説明を加えられたりして、とてもいい時間を過ごさせてもらえたと思います。
何よりも子どもたちは正直です。
食い入るように真剣に聴いている子どもたちの横顔、背中を見ながら、今日のこのひと時がそれぞれの子どもにとって、素晴らしい体験になったことを確信しました。
ずっと参観されていた校長先生も、「こんなに集中して取り組むことができて、本当によかった!」とおっしゃっていました。
  
お世話いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

「古音Link」の皆さんによる親子でワークショップ「クラシック音楽を描こう」の予定は下記の通り。
日時:24年1月21日(土)2月25日(土)3月17日(土)3月20日(火・祝)
    13時30分から16時修了予定 (13時開場)
場所:京都こども文化会館(エンゼルハウス)小ホール
参加費:親子2人1組 500円
定員:16名(親子8組)※申し込み先着順
お問い合わせは、わたなべ邦子事務所まで、是非どうぞ!