京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

浅野温子氏語り舞台「日本神話への誘い」

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5月4日(祝)

夜の城南宮で、天皇陛下御即位二十年奉祝、語り舞台「日本神話への誘い」の公演がありました。

ご近所の友人に誘ってもらって、息子の同級生の巫女さんにお世話になり、夫や息子も一緒によせていただきました。

鳥羽宮司さんの素晴らしい開会ご挨拶に感服し、門川市長もおこしになっており、約2時間近く、浅野温子さんの熱演とヴァイオリン・パーカッションの音色が神秘的な雰囲気の中でご来場の皆さん
を魅了しました。

第一話「大国主神とスセリ姫〜夫婦神の物語〜」
第二話「イワレビコの命とイツセの命〜兄弟の物語」

古代の人々の喜怒哀楽を映した神話、愛おしいがゆえに嫉妬し、また、道を遮る困難を力強く乗り越えていくたくましい神々の姿に、時代を経ても変わらない人の心の在りようが感じられ、浅野温子さんは、「こんな殺伐とした時代だからこそ、もう一度、日本の情愛を見直すきっかけにならないか」と、平成15年の伊勢神宮出雲大社をはじめとして、全国の神社で古事記をひとり舞台で公演しておられ、昨年までで40のお社で開催されたそうです。 

今年、京都では2日の石清水八幡宮・6日の平野神社・16日の籠神社、その他あわせて11のお社で語り継がれていくそうです。

城南宮の鳥羽重宏宮司さんも、
「将来の展望を見失って漂い、多くの人の心が蝕まれた今の世の中にあって、おおらかな神話の知恵を心の糧とし、一人ひとりが身を慎み、助け合い許しあって温かい家庭や暮らしよいまちをつくり、また、先人が守り伝えてくれた私たちの国や文化を大切にし、仕事や様々な活動を全うして力をあわせ、穏やかで明るい社会を築いて子どもたちに引き継ごうではありませんか。」とおっしゃっています。

私も、今後もっと、子どもたちにもわかりやすく親しめる機会をつくったらいいなと思いました。

野外公演のため、雨が心配されていましたが、はじめは雲に隠れていたお月様も終わりには綺麗に空高くから私たちを優しく見守っていてくださるようでした。

心地よい風が時折木の香りや、夜独特の匂いを運んできてくれて、
月も風も自然の香りもいにしえの昔から変わっていないんだろうと、この地で暮らしてこられた多くの人々にも想いを馳せた夜でした。

不思議なお導きに感謝です。