京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

   

府議常任委員会管外調査、最終日。
自治体国際化協会(クレア)の活動概要について」
本協会は、自治体の国際化を支援するため、1988年に設立され、現在は海外に7つの事務所を設置運営、民間の皆さんとの活動も含め、国内外で様々な活動をされています。
この協会の会長は、全国知事会会長でもある京都府山田啓二知事であり、今年から事務局長に就任されたのが、以前、京都府の総務部長・府民生活部長を歴任、2年間、パリのクレア所長として活躍された黒瀬 敏文氏ということもあり、ぜひ調査に寄せていただきたいとお願いし、お話を伺いました。

自治体の海外における経済活動の支援
販路開拓・観光客誘致支援、情報提供・調査実施、セミナー実施等

多文化共生のまちづくりの支援
多言語生活情報アプリの提供等

草の根交流と次世代グローバル人材を育成する JETプログラムの推進
JETとは…外国語教育の充実や地域レベルでの国際交流を推進することを目的として、世界各国の外国青年を各地域に招致する、世界最大級の国際交流事業
その研修やサポート・参加者の多様な分野での活躍促進、ネットワーク拡大・強化

多様な国際交流・国際協力の支援
自治体のニーズに応える情報の収集・発信の強化
自治体のグローバル人材の育成
海外事務所を自治体が頼れる海外拠点に
等々、
地方公務員の皆さんが、熱い思いをもって支えておられるこの活動をもっと多くの皆様に知っていただき、各地で国際交流がもっともっと身近なものとして拡がってほしいと思いました。
また、黒瀬事務局長のお人柄そのものの、人と人とのつながりを大切に、そのネットワークを活用しながら、あらゆるオファーに対して、対話を重ね、知恵を出し、的確につないでいく「ゼロ回答はご法度」の基本姿勢こそが、この活動の一番大切な源になっていることに、感銘をうけました。
また、若い方々も海外での経験を活かされ、将来、各自治体の核となって、活躍されることを心から期待しています。



   

神奈川県本庁庁舎(キングの塔)の利活用について
県民からの距離が遠いと感じる県民が多いとのことから、県庁を身近に感じていただけるようにと、21年から本庁舎の公開や、今年から大会議室での結婚式を実施されています。
今年度は4月〜10月までで、合計25回の公開事業で、約10万人の皆さんが県庁に来場されたそうで、ビックリ!
その要因として、横浜市や、中区の行事などと連携をとって共催されているのがポイントではないかとかんじました。
竣工110年を迎える京都府庁旧本館でも、日常的な公開や、観桜祭・観芸祭・府庁マルシェ・連続講座など、官民一体となった取り組みが積極的に進められていますが、今後、地元との連携の深まりが課題ではないかと感じたひと時でした。