京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

 坪井清遊会 、 竹あかり作品展

一般財団法人坪井清遊会

京都市春日通り二条の東南角に「壷井の井戸」が現存しています。
古来、悪疾が流行したおり、野中に湧き出る霊水で薬を飲んだところ治癒する人が多く、信仰されるようになって、石造りの地蔵尊をお供えし、付近に小堂を建てて「壷井堂」と称するようになったそうです。
その壷井堂に、諸国遍歴の足を止めて一時堂主となられた六十六部清遊というお方が、地域のためにご尽力されましたが、子孫がなく、生前蓄財を以って付近の土地をからの収入を以って壷井地蔵尊の祭祀、自墓前への燈明等を、西ノ京旧村方者に依託されました。
清遊師の遺言を受託された村方の皆さんは該土地を共有地として保管してこられましたが、今では借地としての収入もあり、そのお金を清遊師の尊いご遺志にそって社会のために活用しようと、村方の子孫である皆さんが、「坪井清遊会」として、医療・教育・福祉などへの社会貢献を活動の目的として、毎年、各所に多額のご寄付をされています。

特に京都府には毎年、京都府立支援学校の教育施設の充実のため、ご寄附をいただいているところであり、今日は役員のお二人が府庁にお越しいただき、田原教育長に寄付金を贈呈、教育長から感謝状が渡されました。
今年は3つの支援学校の教育活動に活用いただけるとのこと、本当に有難い限りです。

でも、この会の活動に永年ご尽力されてきた波多野さんが昨年亡くなられ、今日は夫人がお越しいただきましたが、昨年の贈呈式にはお元気で府庁にお越しいただいていたことを思い出し、改めて寂しさと故人への感謝の念がこみあげてきました。

 

波多野さんとのご縁で、私も同行させていただいていますが、この看板も、昨年一般財団法人となられたのを機会に、波多野さんのアイデアで府立高校に作成を依頼し、現在、川井代表宅に掲示されているものです。
坪井清遊会の皆様に心から感謝し、波多野さんの素晴らしいお人柄を偲び、改めて心からご冥福をお祈りいたします。合掌。

竹あかり作品展

「竹と藤」主催、「NPO法人京都深草ふれあい隊 暮らしの工房 竹と緑」後援の作品展が開催されるとご案内をいただき、ひと・まち交流館に行ってきました。
  

  
 
  

  

竹の間伐を活用して竹筒にいろいろな模様を彫りこんで、それぞれ、とっても素敵な作品がズラッと並んでいました。
伏見区深草にある工房で教えておられる深尾さんにご丁寧に説明をいただきながら、素晴らしい技とほのかな灯りを、楽しませていただきました。
竹筒の上部も、節を利用して彫ってあるワンポイントもお洒落で、それぞれつくられた方のセンスがうかがえる世界で一つしかない作品の数々・・・
私も以前からオリジナルの作品を作っていただくようお願いしていて、出来上がりがとっても楽しみです。