京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

京都府議会2月定例会開会

今日から京都府議会2月定例会が開会されました。
本定例会に提出された議案は平成23年度京都府一般会計予算ほか43件。
時代や社会の変化に対応するため、従来の成長主義一辺倒ではなく「量」から「質」へ、「ものの豊かさ」から「こころの豊かさ」は、「弱み」を「強み」に変える知恵の創出へ、と発想を大きく転換し、新しい時代の京都を切り拓くため、昨年12月府議会定例会で「明日の京都」として基本条例、長期ビジョン、中期計画、地域振興計画が議決されたところです。
平成23年度京都府当初予算は、まさに「明日の京都」の幕開け予算として、「府民安心の再構築」「地域共生の実現」「京都力の発揮」の3つの柱を中心に編成され、一般会計8878億4100万円、特別会計2555億6500万円、公営企業会計206億3900万円、合わせて1兆1640億4500万円。
本格的な高齢社会に的確に対応し、府の安心を再構築するための「京都地域包括ケア」、地域の絆を強化し、府民とともに公共を再生していく「公共再生プロジェクト」、京都の中小企業の再生・発展を全面的にバックアップしていく「京力(きょうりょく)中小企業100億円事業」を重点施策として、編成されています。
平成23年度「あすの京都」3つの柱と主な施策は・・・
府民安心の再構築
  ・私学無償化の拡充(年収350万円未満世帯から500万円未満世帯に対象を拡充)
  ・京都式少人数教育”中学校への導入”(中学で30人程度学級を実現、実情に合わせての習熟度別授業等にも活用可能等)
  ・日本一の不妊治療支援(人口授精を給付対象に追加・補助上限を3万円から10万円/年に引き上げ。助成対象や補助上限額で全国トップ)
  ・犯罪のない強とを目指す治安総合対策(府民協働防犯ステーションを90か所から164か所に増設、急増するカーナビ盗対策等)

◆地域共生の実現
  ・”子育て”支援の充実(未入園幼児の保護者を対象に保育園・幼稚園で安心子育てを実施等)
  ・”ひと”に優しい京都府づくり(妊産婦や障がい者等が駐車スペースを優先利用できる「パーキングパーミット制度」「ワーク・ライフ・バランスセンターの設置等)

◆京都力の発揮
  ・国民文化祭の開催と京都文化年(10月29日から国民文化祭を開催。次世代を担う小中高生の文化催事参加事業、「京都文化絵巻」等)
  ・地球温暖化対策条例推進事業(温室効果ガス排出量40%削減に向けた5つの対策を実施)
  ・雇用対策(中小企業等の人材確保・育成、未来の人づくり、新卒等若年者の就業支援等)
  ・農業経営力の強化(京力農業づくり推進委員会の設置、京の農産物ブランド力強化、林業大学校(仮称)の平成24年度開設等)
  ・みやこづくり構想の展開(京都府の北部から南部まで、各地域が持てる資源と個性を活かし、希望に輝く地域づくりを展開)

その他にも、府民公募型安心・安全整備事業費、府庁旧本館、旧議場の修復等を行うための旧本館修復整備費、平成24年春に廃止予定の七条警察署跡地の京都府民ステーション(仮称)整備事業費、高校生伝統文化事業費など、本会議で山田知事から提案説明のあと、黒瀬総務部長から更に詳しく説明がありました。
上記は主なものだけですが、よろしければ、ぜひ京都府ホームページ等でもご覧ください。
2月7日から3月11日まで予算委員会も含め、33日間の会期で審議されます。