５月２３日から開会した京都府議会５月臨時会が閉会しました。
５月２７日に閉会予定でしたが、会期延長して２８日になり深夜３時前に閉会となりました。
我が国に深刻な被害をもたらした「東日本大震災」の影響を受け、厳しい状況にある中小企業や被災地への支援、防災体制の見直しなど、特に緊急を要する対策について２０９億６７００万円の補正予算が可決されました。
◆府内中小企業等への支援
・府市協調での「東日本大震災緊急融支」制度（復興緊急資金）創設２００億円
・ビジネスマッチング緊急支援チーム設置
・生産基盤緊急支援事業
・京都観光緊急回復対策（観光誘致イベントや被災地支援となる取組等を行う団体に対する助成、海外誘致・コンベンション誘致等）
・農業経営緊急回復支援対策（経営支援・販売回復支援）
・風評被害の防止と府民の安心確保（食品安心・安全確保、環境放射線監視の強化）
◆被災地・被災者等に対する追加支援
・被災地からの応援要請を踏まえ、引き続き医療救護、避難所支援の応援を行う職員の派遣
・支援に取り組む府内市町村に対する助成
・「京都災害ボランティア支援センター」が現地へボランティアを派遣するためのバス運行経費を府市協調で助成
・東北地方の商品販売など東北応援イベントの実施
・被災者支援 緊急雇用対策・震災被災者に対する授業料等の減免（条例改正）
・被災企業支援 生産拠点整備緊急支援事業 生産基盤緊急支援事業
◆防災体制の見直し
・京都府地域防災計画の改訂
・原子力防災対策用資機材等の追加整備
・災害救助用物資の追加備蓄（毛布・簡易トイレ等）
大震災の影響で京都府内もたいへんな状況になり、例年にない大幅な補正予算となりましたが、有効に活用し、京都から元気を発信していけるよう、皆さんと共に取り組んで参ります。
議長・副議長、監査委員、各委員会の所属も決定しました。
常任委員会は、昨年度７委員会から６委員会になり、今年度、私は「農商工・労働常任委員会」（農林水産部・商工労働観光部の所管）に所属。
また、「文化スポーツ振興・京都ブランド戦略特別委員会」では、副委員長になりました。（国民文化祭の開催に向けた取組やその成果を踏まえた文化芸術振興施策府立スポーツ施設の整備や競技力向上等のスポーツ振興施策、並びに京都ブランドの育成、ブランド力の強化・活用に関する施策について調査する）
各委員会でのしっかりとした活動はもちろん、多方面にわたっての課題に、一生懸命取り組んでいきたいと思います。
