京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

府議会一般質問最終日

今期最後の府議会定例会での一般質問をさせていただく機会に恵まれ、これまで多くの皆さまからお聞きしてきたこと、見てきたこと、感じ考えてきたこと、また、タイムリーに小惑星探査機「はやぶさ」帰還カプセル等の特別公開に因んで、京都府の教育をどのように発展させていくのかなど、3点について質問しました。
概要は下記の通りですが、京都府議会のホームページでご覧になれますので、よろしかったら是非ご覧いただき、ご意見いただければ嬉しく思います。

◆府庁旧本館の利活用について
 府庁旧本館は、「NPO法人京都観光文化を考える会 都草」の皆さんの協力によって旧知事室や正庁の常時公開や「府庁旧本館利活用応援ネット」の皆さんが、行政と連携・協働して一般公開や「京都こだわりマルシェ」、結婚式など、様々な取組によって利活用されています。
今回、23年度予算の中に、多くの皆様がこれまで期待を寄せてこられた旧議場の復元整備を含めた修復のための設計費が盛り込まれました。
知事のご答弁では、府民の交流の場として、また、京都府の歴史・地方分権・議会制民主主義のシンボルとして、平成26年度完成を目指して整備されていくとのこと、これまで地道に携わってきてくださった皆さんのご意見も聞き、協力いただきながら、完成後の活用を視野に入れた整備計画をたててほしいと更にお願いしました。
子ども議会やコンサート、映画会・セミナーの開催など、完成後の利活用が本当に楽しみです。

京都府の教育について
 今年度から京都大学京都府教育委員会との連携を深めていこうという取組が始まりました。特に今回2月2日から6日まで京都大学博物館において開催された「小惑星探査機『はやぶさ』帰還カプセル特別公開」は、単に展示物の一般公開だけでなく、広く子どもたちにとって心に響く貴重な体験となるよう、様々なプログラムを考えていただき「京都ならでは」の素晴らしい取組となりました。京都大学花山天文台も含めての取組に感謝し、今後この成果をどのようにして京都の子どもたちの教育に活かしていくのか、教育長にお伺いしました。
京都大学出身でもある教育長から、詳しく今回の取組成果をお聞きし、豊かな子どもたちの育ちのために今後も積極的に校種間の連携をはかりながら学びのネットワークを拡げていきたいと力強い答弁をいただきました。
京都は大学のまち、また伝統文化のふるさとであり、子どもたちの学びにとって宝物がいっぱいあります。それらを充分活かせるよう、多くの皆さんに協力今後とも私も応援していきたいと思います。

◆警察官の人材育成について
 府民の皆様との協働によって安全で安心な街をつくっていこうと、京都府では「府民協働防犯ステーション」を来年度には現在の90か所から164か所に増設を目指しています。
昨年9月の代表質問においても、地域で見守り隊活動などに尽力いただいている皆様のご意見を聞き、実態や課題について申し述べましたが、早速、伏見警察署でもそれらを活かしていただきながら全交番にステーションを開設され、今後、情報交換や連携しながら点から線、さらに面へと活動の輪が広がっていくことを期待しています。
しかし、それら「府民協働」の取り組みを、本当に活かしていくためには、警察官の皆さんのコミュニケーション能力や、積極的に地域に溶け込んでくださる姿勢がより一層大切になってきます。
警察本部長から、そのような資質が今後益々必要になってくると認識し、若手警察官の皆さんに経験豊かな先輩からの実践指導や、初任科生への教育をはじめ、中堅警察官の皆さまにも地域に溶け込み、府民の皆さまとの協働で安全で安心なまちづくりを目指しての人材育成にさらに努力していくと答弁いただきました。

これら、コミュニケーション能力や府民の皆様との「協働」は、警察官だけでなく、府庁・市町村の職員・教職員の皆さまにも共通して課題とされることだと思います。
更に全庁あげてのお取り組みをお願いいたしました。

いよいよ、今年10月29日からは国民文化祭が京都で開催されます。
幅広い年代、あらゆるジャンルの皆さまの協力で「京都ならでは」国民文化祭になるよう、そして、そのエネルギーが明日の京都府づくりにつながっていくことを心から期待し、私も皆さんと共に頑張っていきたいと思います。