京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

藤森祭

京都市伏見区深草の里にある藤森神社。
今から1800年前に神功皇后新羅から凱旋の後、山城の国、深草の里藤森の地を神在の聖地として撰び、軍中の大旗を立てて兵具を納め、塚を造って神祀りされたのが藤森神社の起こりだそうです。
現在、本殿東にある旗塚がその塚であります。
本殿は正徳2年、中御門天皇から賜ったという皇室ともゆかりの深い古社であり、古来、朝廷から武家、庶民にいたるまで崇拝厚く、歴史ある社であり、近郊にあった三つの社が合祀されて現在の藤森神社となったそうです。
特に、5月5日、菖蒲の節句発祥の神社としても知られており、各家々に飾られる武者人形には藤森の神が宿るとされています。
菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じるので、勝ち運を呼ぶ神として信仰を集めています。
私も、4年前、初めて府議会議員の補欠選挙に出るとき、事務所開きで藤森神社の藤森信正宮司さんに神事をお願いしました。

また、日本書紀の編者であり、日本最初の学者である舎人親王を御祭神としてお祀りしていることから、学問の神としても広く信仰されています。
藤森祭に奉納される駆馬神事が馬の神事であることから、馬の神としても信仰され、馬主、騎手、競馬ファンの祭典が毎年行われて多くの参拝者があります。

今日5月5日は、神幸祭
神役総本陣の皆様が馬や人力車に乗って、また、鼓笛隊や、武者行列も「朝渡」「皇馬」「七福神」「払殿」のそれぞれ装束で巡行されました。

江戸時代、氏子民が財力を注ぎ込んで造られ、京都において最も優雅な神輿と言われ美術品としても価値の高い三基のお神輿(深草郷・東福寺郷・宮本郷)と、10年前からは女神輿も一緒に氏子地区を渡御されています。

今年も女神輿に参加させていただき、朝7時に着替えて集合。

   
まずは、宮本郷の皆さんが来られるのをお迎え。今年綺麗に修復された宮本郷は金襴豪華です!!!


次に、女神輿の磯上会長のご挨拶と指示でお神輿を拝殿からお出ましいただき、参道に安置

   
紫の東福寺郷と朱の深草郷も勇壮でとっても美しいです。

   

   
本町通りを北上して、伏見稲荷大社で4基のお神輿が集結。


お昼は、深草西浦町の公園で、お弁当と手作りの豚汁をいただきました。
女神輿役員のみなさん(一部の方で失礼)とのワンショット。
お昼ご飯の他にも、飲み物・こんにゃくわらび餅・おにぎり・コロッケ・アンパン・スイカ・バナナなど、多くの御接待をいただき、本当にありがとうございました。

  
途中、可愛い子どもたちとも一緒に歩き・・・


深草郷の迫力に沿道の皆さんから大きな拍手が・・・
女神輿の皆さんもお扇子振りで応援。女神輿を担がせてもらうのと、他のお神輿を担がれる時のお扇子ふりも役目のひとつで、結構いそがしいですが、今年は特に立命館大学の剣道部の皆さんも19名参加され、一緒に大きな掛け声をかけながらとても楽しかったです。

  
汗ばむくらいのいいお天気でしたが、夕方気持ちのよい風が吹き、日も暮れてお神輿は藤森神社へ・・・
最後にもう一度、拝殿をまわってからお神輿を拝殿にお戻し。女神輿の役員さんが拝殿に上がられ、会長のご挨拶。
役員のみなさんには、多くの準備や片づけなど、毎年たいへんお世話になり本当に頭が下がります。


東福寺郷・深草郷も何周も拝殿周りをされ、女神輿のメンバーもお扇子振りや松明持ちで、最後の力をふりしぼり・・・
私も一昨日に続き、松明を持たせてもらって、今年も藤森祭に朝から夜まで参加させてもらえたことに、改めて感謝しながら拝殿の周りを皆さんと一緒に歩きました。
最後の深草郷は拝殿の周りを5周され、最後に木下会長のご挨拶。
皆さん、本当にお疲れ様でした。

       
いつもお世話になっている「京都祇園祭ボランティア21」の曳き手・情報両委員長や、龍谷大学近くのヘアサロン「オックス」の皆さんと一緒に記念写真。

多くの皆さんに心から感謝!感謝!感謝!