京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

ピッツバーグからバンクーバーへ

10月20日(火)

今日は朝の6時半、まだ夜が明けず窓の外は暗くて、他のお客さんも少ない状況の中、府議会調査団11名と事務局・旅行社のみんなで朝食。

バイキングでフルーツが一杯なのと、温かいワッフルに温かいメープルシロップが嬉しいけど、ミルクやタバスコもビッグサイズでビックリ!
ヨーグルトも大きくて二人で半分にしてちょうどくらい…

お昼もまるでグループで食べるくらいのサンドイッチとフライドポテト!

いつもはもったいなくて、できるだけ残さないよう全部いただくようにしていますが、これは絶対無理…

食べきれずごめんなさい。

昨夜もカジュアルなお店での豪快なステーキは24オンス(約700g位らしい)

調査団で完食したのはたったお一人でした…

さて、話を戻して今朝は8時にホテルを出発して8時半からピッツバーグ大学を核として地域医療と医療人材育成に取り組んでおられる「UPMC(ピッツバーグ大学医療センター)」に伺いました。


非営利医療団体として地域に根差した医療を行い、その収益をまた将来的な医療充実のために投資していくという考え方で、長年に渡って事業は拡大されてきました。
今では19の病院、400の外来患者向け施設、従業員43000人、
約5000人の医師が関連し、2300人が医師として雇用されています。
日本では特に産婦人科や救急医療など医師不足が深刻化していますが、ここではそのような感覚はなく、医療用のヘリコプターでも4州合同で18機を所有されているとのこと

国土の広さも違い一概には言えませんが、京都でも近隣府県とも連携をとりドクターヘリの導入を進めていただきたいと思います。

AEDについてもお聞きしました。
アメリカでは1960年代からAEDを開発、初めは舌の上と胸にあてるものだったそうです。

以来、機器の改良研究や設置場所の拡大、心臓マッサージ等のCPRの普及などに取り組みAEDを利用しての生存率がかなりあがってきているそうです。

設置場所についても
まずは無作為に1000箇所設置したそうですが、使用されたのは全体の2%にしかすぎず、実際にAEDがあったらよかったのに…という事例があった所を中心に設置をすすめるようにした結果、AEDによって救命率が飛躍的に高まりました。

心停止してからどれだけの時間でAEDを活用できるかによって助けられる命が増えて行きます。

AEDの数を増やすとともに広くその効果を皆さんに啓発できるよう努めたいと思います。
その他にも、精巧な人体模型を使っての医療実習の様子も視察させていただきました。

臨床医としてのインターンの前にシュミレーションを重ねられるよう、様々なケースの実習ができるようになっていて、実習後も検証しながら、より実践的な医療研修ができるようになっています。

午後からはデンバーで乗り換えて空路バンクーバーへ。

空からバンクーバーの広大な夜景を眺め、ホテル到着はまた深夜…

かなりのハードスケジュールですが、元気元気です。
せっかくこさせていただいている海外調査なので、目一杯いろんな事を吸収して帰りたいです。