京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

しばらくぶりの投稿です

3月12日(水)

3日ぶりのブログ投稿になってしまいました。

◆9日は11日間に及ぶ予算特別委員会書面審査も終わり、昨日は文教常任委員会、今日は本会議や防災・暮らしの安心安全対策特別委員会正副委員長会議等がありました。

◆10日は、トークサロン『カフェ・アオキin関西』に行ってきました。

文部科学省の庁舎を新設されたのを期に、一階ロビーに誰でも利用できるカフェをつくり、そこに各界からゲストを招いて青木保文化庁長官とトークする『カフェ・アオキ』を開催されているそうです。

これは前々任者である河合隼雄先生が文化庁長官として様々な方々と対談されていた『長官トーク』を引き継いがれたもので、今回は場所をかえて京都の地で開催されました。

ゲストには国際日本文化研究センター猪木武徳所長、京都大学大学院人間環境学研究科の佐伯啓思教授。

『文化で生きる』というテーマで色々な話がでましたが、
「日本の文化はホスピタリティーの精神。おもてなしの心や微妙な心遣い、品位等、経済的な豊かさや物的生活の安楽さに関わらず、受け継がれてきたものだと思うが、それらが残念なことに薄れてしまっている。」
というようなお話もありました。

◆12日午前中は、『京都府警察広報センター』を見学。

1階コーナーは平日の9時30分から5時までは自由に見学ができ、特に子どもたちにもわかりやすく体験型になっています。

自転車に乗って画面に映る街の中を交通ルールや信号を守って走る自転車シュミレーター・チーム対抗でモンタージュ作り等、早く犯人をつかまえられるかのクイズ合戦もできるマルチ映像・事件の目撃者として110番通報体験や警察の活動クイズ等、警察の仕組みや交通安全や防犯の知識が学べます。

合成写真で白バイ隊員や女性警察官姿になれる写真コーナーもあります。

電話で予約しておくと『通信指令センター』(110番通報を受けてパトカーや交番警察官等を一刻も早く出動させる指令を出す)や
『交通管制センター』(主要路線に設置した車両感知器等により道路交通情報を収集し、それにあわせて信号機を制御したり、道路交通情報を発信)等も案内、説明をしていただけます。

見学者の年代やニーズによって、振り込め詐欺や交通安全等、テーマを決めて話をしてもらったり、110番通報してから犯人逮捕までの仕組みをわかりやすく説明するビデオを見せてもらったり、こんなにいい広報センターが近くにあることを今まで知りませんでした(-o-;)

是非一度訪ねてみられては如何でしょう。
お申し込み・お問い合わせは警察本部広報応接課(電話075‐451‐9111代表
内線2172・2173)

◆夜は京都市地域生徒指導連合会と人づくり21世紀委員会共催の研修会に行きました。

『非行・いじめの裏に存在する、虐待の防止を社会総がかりで』をテーマに
野田正人氏(京都市スクールソーシャルワーカーのスーパーバイザーも務める立命館大学産業社会学部教授)の ご講演がありました。

過干渉や愛情不足、育児放棄など、子どもたちに与える影響が深刻な問題となっています。
脳が最も発達する胎児期から3歳までの大切な時期に虐待や一貫しない育児を経験した子どもたちには、キレる、荒れる、集中欠如、暴力、非行、家出等が見られやすく、児童自立支援施設や少年院の入居者中の大多数が被虐待児童だそうです。

身体的虐待・性的虐待・ネグレクト・保護者としての監護を著しく怠ること・心理的虐待(暴言・著しく拒絶的な対応や同居する家庭における配偶者に対する暴力DVも含む)の状況の疑いがあれば、学校や地域の人々は速やかに通知する義務があり、区役所や児童相談所は支援体制をくむ必要があります。

個人情報保護も大切かもしれませんが、傷ついた子どもたちを救うため、気づいたら一人で抱えこまずに、ぜひ連絡をしていただき、教育と福祉、連携と協働をお願いしたいと思います。

そして私たち大人一人一人が『子どもを共に育む京都市民憲章』を実践し、その取り組みが広がっていくよう、頑張りたいと思います。