京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

京都府庁旧本館観桜祭  京都幸福会議2013

今日から京都府庁で、重要文化財である旧本館を会場として、府民の皆さまに色々楽しんでいただく催しが始まりました。
まずは趣深い正庁で、オペラプラザ京都の皆さんによる「観桜祭コンサート」を鑑賞
  
出演者全員での、歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」で幕開け、次々に素晴らしい歌声を聴かせていただきました。
  
ピアノ伴奏も素晴らしく、歌劇の一場面を披露される等、とっても楽しませていただきました。
  
  
歌劇の歌だけでなく、外国や日本の歌曲(この道・荒城の月・宵待ち草・出船等)もあり、バラエティーに富んで、会場いっぱいの多くの皆さんが熱心に聴きいっておられました。
  
最後に復興支援の歌「明日へ〜支えあおう〜花は咲く」を会場の皆さんも一緒に大合唱!
本当に素晴らしいお取り組み、スタッフの皆さん、出演者の皆さん、ありがとうございました。
旧本館ガイドツアーも、素敵でした。
  
NPO法人京都観光文化を考える会・都草」の皆さんが、重要文化財であり、今も執務もしている全国でも珍しい京都府庁旧本館の歴史や見どころを案内して下さいました。
  
今後、復原整備されようとしている旧議場。
これまで情報センターとして活用されてきましたが、多くの資料等が運び出され、いよいよ始まるという実感が・・・
本日ガイドツアーに参加された方々にも復元後の議場をどのように活用したらよいか、アンケートもとっておられ、一層期待がふくらんできました。
  
中庭の桜も、もうほころび始めています。
昨年の観桜祭は、まだまだ蕾が固く、綺麗な桜花の開花と時期が合わなかったのですが、今年はちょうどこれから、ご来場の皆さんに楽しんでいただけそうです。
NHK大河ドラマ「八重の桜」と連動して、会津に生まれ、京都で激動の時代を懸命に生き抜かれた新島八重さんらに因んだ「八重とその時代」展や、3月29日からは色々なアート作品の展示やワークショップなどの「京都府民美術館」も開催され、4月7日まで、京都府庁は多彩な取組が繰り広げられます。是非、お越しください!

午後1時からは、〜幸せの国ブータンから、これからの幸福の在り方を学ぶ〜「京都幸福会議2013」が開催され参加しました。
京都府京都市京都経済同友会の主催で、会場には多くの皆さんが参集されていました。
まずは、王立ブータン研究所のカルマ・ウラ所長をお招きされて「ブータンのGNHから、これからの幸福の在り方を考える」特別鼎談が行われました。
  
ポジティブな気持ちでいること、ストレスをためない、人とのつながりが大切、ひっとりでは決して幸せになれない、幸せだと思える時間をどれだけ多くとれるか・・・等々
ブータンでは、国民の多くが1日平均、みんなで一緒に食事をする時間87分、誰かのお世話やお付き合いに60分、祈りや瞑想に79分。
しかも、ブータンの祈りは、自分自身のためではなく、動物や植物も含め、生きとし生けるもの全てのために祈るのだそうです。
生活習慣にはかなり違いがあると思いますが、ブータンの皆さんは嫉妬心や怒りの気持ちが少なく、人の害になるようなことはしないということで、それは大いに見習わなければならないと思いました。同じ状況にあっても、人のことを羨み、妬むのと、人と人のつながりの中で幸せを感じるのか、大きな違いですものね!

京都府が実施している施策や事業の成果が「府民のしあわせの実感」に適っているのか点検するための「京都指標」についての説明等もあり、「幸福が実感できる京都づくりをすすめるためには」をテーマにしたセッションが行われました。

龍谷大学の赤松徹眞学長を議長として、京都府山田啓二知事、京都市門川大作市長、京都経済同友会の田辺親男代表幹事がそれぞれの立場で、幸福を実感できるまちづくりのため、文化の活用も含めての取組や想いについて熱く語られました。
  
昨年ブータンの働きかけによって、国連が毎年3月20日を「国際幸福デー」にと決議されました。記念すべき初めてのその日に、これまであまり議論されてこなかった「幸福の在り方」について産学公民で考えていくことができて、たいへん有意義だったと思います。
以前、京都学生祭典で実行委員長をしていた女性が、現在経済同友会で働き、今日も素敵な笑顔で一生懸命頑張って仕事をしている姿を拝見して、とっても幸せな気持ちになりました。
卒業式や卒園式のシーズンでもあり・・・
子どもたちや若い皆さんが頑張り輝いている姿に、大きな喜びと幸せを感じる今日このごろです。