京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

丹後織物求評会

丹後織物工業組合創立90周年も記念しての「第62回丹後織物求評会」が今日と明日、京都産業会館で一般に公開されます。
開会に先立ち、オープニングセレモニーがあり、参加しました。
  

  
丹後織物工業組合の渡邉理事長と京都府の太田副知事のご挨拶のあと、近藤府議会議長、京丹後市選出の巽府議らもご一緒にテープカット。
「織り伝える美―百年伝承へ―」をテーマに35の出品者から、和装着尺や和装小物等、181の商品、出品がありました。
求評会は昨日16日から開催されており、初日は織技術、市場性、意匠面など細目にわたって厳格な審査会が行われ、経済産業大臣賞など、12賞16点の入賞作品だ決定されました。
  

   
織物・機械金属振興センターから和装生地・インテリア用生地、洋装生地の試作品や丹後織物ルネッサンス事業成果品も展示されていました。
また、40歳までの若手機業グループ「絹友会」のチャレンジ事業コーナーもあり、今年は「ものづくりから”き”ものづくりへ〜漢の着物(おとこ)のきもの」と題したトータルコーディネートの数々が展示されていました。
渡邉理事長からのご挨拶の中でも、若い皆さんが仲良く熱意をもって活動されていて、次代を担ってくださる方々への大きな期待が感じられました。
  

すっきりとした縞模様や、背中一面に龍の地模様が入っているものや、ドクロが織り込んであったり、若い皆さんならではの斬新な若い感覚の着物や帯が並んでいました。
昨年は宇宙探査機「はやぶさ」を手書きした帯も展示してあって、感激!
思い切って注文して作っていただき、愛用させてもらっています。

産学公コラボ作品展もあり、丹後ちりめんを使って、専門学校や大学生の皆さんの個性的な作品もとっても素敵でした。

会場内コーナーでは、加工した綿布で鳥インフルエンザウィルスの不活性化を確認したと記者発表がされていました。
昨年度、地域力再生プロジェクト支援交付金京都府等)を活用して「新加工技術による丹後織物付加価値化開発事業」を実施されたところ、鳥インフルエンザウィルスに対する防護効果について極めて高い成績が確認されたそうです。
感染防止を目的とした作業服、靴下、軍手、マスク、各種袋、防鳥ネット、粉塵飛散防止シート、医療関係など、色々な用途が想定されます。
今後実用に向けて、期待が膨らみます。
  
会場入り口も素敵な空間。明日18日も10時から4時まで、京都産業会館5階コムスホールで開催されています。是非、身近に丹後ちりめんの素晴らしさを体感してみてください。