東日本大震災により、避難所等で生活している福島県の子どもたちを、夏休みに京都へお招きしようという取組を、京都府教育委員会が企画してくださいました。
福島県の中学生３８名が７月３１日に福島県を出発、約半日バスに揺られて京都へやってきました。
今日は、京都大学のご協力で京都大学総合博物館と京都大学院花山天文台へ。
博物館では、大野館長が館内を説明しながら案内してくださり、その後、各自が三葉虫の化石を手に取りながらスケッチしたり、大野館長から三葉虫の話を聞かせてもらって三葉虫クイズに挑戦していました。
その後、京大の生協で昼食をいただいたそうです。
午後からは、山科にある花山天文台へ。
天文台の柴田台長や、職員の皆さんがグループに分かれて天文台の施設を案内してくださったあと、柴田教授のお話を聞かせてもらったそうです。
夕方は天文台のご理解とロータリークラブさんのご協力のおかげで、野外でバーベキューをいただきました。
スイカ割りや花火を楽しんだあと、天体望遠鏡で土星を見せてもらいました。
曇り空で肉眼ではほとんど星が見えなかったので、諦めかけていたのですが、なんとか土星に焦点をあててくださり、土星の輪っかも綺麗に見えました！
夜景もとても綺麗で、子どもたちの心の中に今日の想いでがいつまでも輝いてくれるといいなと祈りました。
京都大学の素晴らしい先生方にご協力いただけて、本当に有難く思います。
明日は京都府北部に移動して、須知高校でアイスクリームやピザ作り、海洋高校で実習船に乗船したり、明後日は京大の舞鶴水産実験所や、天の橋立の見学など。
４日は清水寺や高台寺など、世界文化遺産の修復の様子をみせてもらったり、お抹茶体験、午後からは陶磁器協会のご協力でマグカップに絵付け体験をさせてもらう予定だそうです。
多くの皆さんのご協力をいただき、子どもたちに京都での様々な体験をしてもらおうと、うまくコーディネートしていただけたのも、これまで色々な方々と連携してきてくださったおかげだと思います。
今後とも、私たちもできることを協力していきたいと思います。
