京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。


府議会 防災・危機管理対策特別委員会の管外調査
今日から3日間、神奈川・東京・埼玉へ 。
まずは『多摩川の治水対策について』
蛇行と急な勾配で、『あばれ川』と呼ばれていた多摩川の治水対策について、国土交通省関東方面地方整備局 京浜河川事務所に伺いました。
昭和49年9月の台風16号によって、堤防が決壊、民家19棟が流出、家屋の浸水被害、その後も侵食被害が多く発生。
平成13年に策定された『多摩川水系河川整備計画』に基づき、ハード・ソフト両面からの治水対策を推進されています。
⑴ 河道断面の確保 (築堤・堰の対策)
⑵ 堤防の安全性向上 (水衝部対策・堤防の強化)
⑶ 超過洪水対策 (スーパー堤防の整備)
⑷ 広域防災対策 (防災拠点等の整備)
⑸ 総合的な治水対策 (緊急時のソフト対策)

私の地元、京都市伏見区に流れる鴨川でも、一昨年の台風18号で多大な被害が発生した下鳥羽の龍門堰を撤去されてから、先日の台風11号の際には、これまでよりも、かなり水の流れが良くなったと地域の皆様からお聞きしています。
合流している桂川の河川改修や、府民公募型整備事業で取り組んでもらった浚渫など、様々な要因が重なっての効果かと思いますが、そのような対策を地域住民の皆様にご理解いただくことも、大切だと思います。
そのような意味で、治水対策について、わかりやすい10分間ほどのビデオを作成されており、参考にさせてもらいたいです。
治水対策だけでなく、多摩川流域を『リバーミュージアム』として、
『水辺の楽校』や、訪れた『二ケ領せせらぎ館』では、展示や、市民活動の拠点として活用されています。







府議会特別委員会 管外調査
東京都調布市の『消防庁 消防大学校 消防研究センター
日本唯一の消防庁防災に関する総合的研究機関として、
研究開発や、
大規模・特殊災害発生時には専門家集団としての消防活動支援、
地震・豪雨による土砂災害等 大規模自然災害の防災活動、
崖崩れなど土砂災害現場における救助活動支援、
実際に地下鉄や店舗など、大規模火災や燃焼の様子を研究する実験等々、
まさに、近頃多発している自然災害を、できる限り減災できるよう研究・取り組みを進めてくださっています。
津波被害現場用消防車両も開発されており、水陸両用、消防ポンプ車、救急車、救助工作車など、実際に広島の土砂災害の際にも活躍したそうです。