京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

「京都府災害ボランティア支援センター」設置、関西広域連合からの緊急声明

我が国観測史上最大となる巨大地震がもたらした激甚な被害の数々・・・
尊い生命を奪われた多くの犠牲者の皆さまに、心から哀悼の誠を捧げ、今なお行方不明の方々の一刻も早い所在確認、孤立状態にある方々の救援を願い、自衛隊・警察・消防など、懸命にご奮闘いただいている多くの皆さまに心から敬意と感謝を申し上げます。また、避難所での厳しい生活を送っておられる皆さまに心からお見舞い申し上げ、その生活が少しでも改善されるよう、願っています。
京都でも多くの皆さんが自分にできることを・・・と思っていただいていると思いますが、現時点では交通網も分断されている中、懸命な救命救急活動が優先されていますので、本日設置された「京都府災害ボランティア支援センター」が今後、被災地のニーズに合わせてボランティアの窓口として活躍いただくことになると思いますので、個々に対応せず、その情報に従って有効な活動をしていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

また、本日は兵庫県災害対策センターにおいて、関西広域連合委員会が開催され、関西広域連合として東北地方太平洋沖地震に対して、下記の通り支援を行うことが決定されました。
広域連合長である兵庫県の井戸知事・京都府の山田知事をはじめ、和歌山県滋賀県大阪府徳島県の各知事、近畿運輸局ライフライン事業者(関西電力大阪ガス、近畿LPガス連合会)等が、被災地への支援等について協議、緊急声明がだされました。
16年前、阪神・淡路大震災の被災地である関西だからこそ、その経験と教訓を活かし、関西広域連合として、関西が一つにまとまり、持てる力を結集して、被災地に対してできる限りの応援をすることを決定されたことを、大いに歓迎し、期待するものです。
現地のニーズに応えつつ、以下の通り積極的に協力・支援がすすめられていきます。

①被災地対策
  とりわけ、早急に避難生活を支えるための支援
②支援物資等の提供
  非常食・毛布・仮設トイレ等に加え、阪神・淡路大震災の被災地としての経験等から、必要性が高いと思われるブルーシート、ポリタンク、ベビー用品など、きめ細かい視点で支援物資を提供。
③応援要員の派遣
  避難者へのこころのケア対策、全国から集まるボランティアの調整、建物の応急危険度判定等のための職員派遣。復旧・復興段階では、土木・建築、農林水産等の技術者等の派遣。
④避難生活等の受け入れ
  府県営住宅の提供、高齢者、入院患者等の災害弱者の病院や施設への紹介、転入学手続きの簡素化による学童の受け入れ、受け入れ窓口の開設も検討。

これらの支援を迅速かつ的確に行うため、構成府県と協働しながら、特に京都府滋賀県と共に被害の大きな福島県を中心に支援することになったそうです。
各被災県に関西広域連合の現地連絡所を開設し、被災地のニーズを的確に把握し情報を広域連合に集約することにより、以後の支援内容について協議のうえ構成府県で効果的な支援を行おうとされています。
早速このような具体的な協議を積極的に行ってくださったことに感謝し、その実働を大いに期待しています。
テレビで大変な被災状況を見る度に胸が締め付けられる想いですが、大変な災害に襲われながらも、多くの皆さんが寄り添い、お互いを気遣いながら懸命に闘っておられる姿や、多くの自衛隊の皆さん等が救援作業をされている様子を敬意の念を抱きながら拝見しています。

いつなん時、私たちの街が災害にあうかわかりません。
被災地への支援と同時に、改めて災害への備えについてみんなで考える必要があると思います。

皆さまのお声を聞きながら、私も共に協力していきたいと思います。