京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

府議会6月定例会開会・宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」の快挙!!!

京都府議会6月定例会が開会しました。

参議院選挙の日程によっては、議会日程に変更があるかもしれませんが、一応予定では6月30日までの会期17日間です。

まず、4月に山田知事が再選されてから府庁職員の異動があり、新任の議会事務局次長や議事課長、各部局部長・知事室長・秘書課長などの紹介がありました。

今回議案は11件で、山田知事から提案理由が述べられました。

?平成22年度京都府一般会計補正予算(第1号)

?平成22年度京都府病院事業会計補正予算(第1号)

?京都府風俗案内所の規制に関する条例制定の件

?京都府暴力団排除条例制定の件

?京都府府税条例一部改正の件

?京都府の事務処理の特例に関する条例一部改正の件

?京都府自然公園条例及び京都府環境を守り育てる条例一部改正の件

???京都府公立大学法人への財産出資、無償譲渡及び無償貸付けについて

?京都府公立大学法人定款変更の件

本会議で、各所管常任委員会に付託され、本会議後、全員協議会において、黒瀬総務部長から概要説明がありました。

また、今日、すごく感動したのは、宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還したこと!

2003年5月に打ち上げられ、小惑星イトカワ」への着陸を果たしたものの、トラブル続きで当初予定から3年遅れ、7年ぶりの帰還となりましたが、太陽の周りを約5周する約60億キロの長旅を終え、地球に戻ってきたというのは、本当にすごいです!

月以外の天体との往復は世界初の快挙だそうで、探査機本体は途中で燃え尽きてしまったものの、プロジェクトチームの皆さんが度重なる危機をあらゆる技術的なアプローチで克服されました。宇宙の過酷な環境による劣化で、機能が次々に失われても、別の機能でやりくりをするという離れ業で、絶望視された帰還を実現されました。
オーストラリアに落下したカプセルの中に、小惑星の砂が入っていれば、太陽系の形成史についての理解に貢献する試料として重要な役割を果たすことになるかもしれません。
本当にすごいことで、久しぶりに胸がドキドキ・ワクワクしました。
若いスタッフも多く、次世代の科学者・工学者が育つため貴重な経験の場となったそうで、関係者の皆さんの大きな喜び、達成感はすごいと思います。
しかし残念ながら、こうした経験を生かす次の計画はまだ政府に認められていません。
有人宇宙開発に比べると地味な科学探査ですが、ぜひ、この素晴らしい経験をいかしていただき、世界をリードする新プロジェクトが早期に企画されることを心から期待するものです。