京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

大岩山展望所完成記念式典・向島春の祭典・平和の文化と子ども展

【大岩山展望所完成記念式典】

不法投棄のゴミでいっぱいだった伏見区深草の大岩山が、地域住民・NPO法人・大学・高校、そして伏見区役所深草支所を中心とした行政の皆さんの強力なパートナーシップによって短期間で見違えるほど綺麗になり、竹柵や啓発看板を設置され、素敵な散歩道に変身しました。

その上、頂上付近にとても見晴らしのよい展望所を皆さんの手作りで完成してくださいました。
今日は、その完成記念式典が開催され、これまでご尽力いただいてきた多くの皆さんが参加されました。
ご挨拶や経過報告のあと、テープカットやお祝のくす玉が開きました。

手作りの美味しいおぜんざいをいただき、記念コンサートもありました。
2年ほど前、ゴミの山だった大岩山をみんなでなんとかしようとワークショップが開催され、グループ毎に「こんな大岩山にしたい。」という意見を出し合い、「森のコンサートとかできるようになったらいいですね〜」と私も夢のように話していましたが、こんなにも早く実現するとは、当時のゴミの多さからは想像できませんでした。



京都教育大学の皆さんの美しい演奏や、軽快なコントラバンドの皆さんの演奏では簡単なダンスを教えてくださり皆さんも一緒にどうぞ!と・・・飛び入りで武田教授も幸野先生も中谷課長も私も参加。誰でもすぐに参加できる楽しい踊りで楽しかったです。

展望所は森川さん作のとっても素敵なデザインで、丸太で組んだすごくいい感じの凝った花壇に土入れして、色々な花の苗をみんなで植えました。

これから暖かくなりハイキングにもいい季節。伏見の街が一望できるとっても素敵な場所。是非多くの皆さんの憩いの場所になるよう、祈っています。

向島春の祭典

向島駅前の活性化や住民の皆さんの交流をとの取り組みが3年目を迎えられ、特設ステージ周辺には昨年より一層多くの皆さんが集まり、とっても賑やかに開会されました。
京都すばる高校の演奏のあと、主催者代表の福井会長や伏見区の北島区長のご挨拶。
その後、小学生の演奏の途中で雨が降り出し・・・
空はまだ明るかったので、なんとかしばらくしたら通りすぎないかと思っていましたが、強風も重なり、やむなく中止とされました。
せっかく準備万端、たいへん多くの皆さんもご参加されていたのに、ご苦労されていた主催者の皆さんをはじめ、出演者・出店者の方々は本当に残念だったことと思います。
ご尽力いただいた皆様に心から敬意を表します。

司会者はいつも仲良くしていただいている小島布水呼さん。華やかな袴姿がよくお似合いです。
この祭典は、京都府の「地域力再生プロジェクト支援事業」としても開催いただいているので、担当の梅原参事も見にこられていました。こうして、地域のために頑張ってくださる皆さんを行政がしっかり認識し、支援させていただくことが、この3年間、大きく拡がっていっていることをとても嬉しく、今後とも引き続き、この歩みを進めていきたいと切に願っています。

【平和の文化と子ども展】

「子どもの幸福のために」をテーマに、パルスプラザで「平和の文化と子ども展」が3月26日から29日まで開催されました。

20年ほど前からPTA等でご縁のある大森さんにお誘いいただき、一緒に見にいきました。
会場には多くの皆さんが、展示されたパネルを熱心にご覧になっていました。

「part1 日本にすむ子どもたち」
いじめや虐待など現在日本において子どもたちを取り巻く様々な問題や、食幾・遊び・読書など、子どもたちの豊かな育ちのために大切なこと等。
「大人に言われて嬉しい言葉・いやな言葉」「子どもだから得?損?」など、1000人の子どもたちに聞いてまとめられた意見も興味深かったです。

「part2 同じ地球に住む子どもたち」
世界中で、貧困・紛争などによって、教育はおろか、生きていくことすら危うい子どもたちがいることを改めて参加者の皆さんに訴えておられました。
地雷で足を失った子ども、食べ物を求めて長蛇の列をつくっている子どもたち・・・
100年に一度の不況と言われながらも日本では平和で、食べ残しや賞味期限切れの食品がいっぱい捨てられているというような状況の中でも、有難さや幸せを実感できていないことを見つめなおす必要があると改めて感じました。

「part 3 いのち輝く子どもたち」
長い歴史の中で子どもたちがどのような立場におかれてきたか、子ども観の変遷をたどり、子どもの権利条約の精神について考えるコーナーでした。
子どもの権利条約3つの柱は、「子どもは子ども」「子どもは成長・発達する」「「子どもはおとなと同じ人間」
子どものあるがままを認め、子どもたちの声に耳を傾けながら、国と親と子どもに関わるすべての大人が、この柱の一つひとつの意味を深く考え、そしてそれを実行していくことが本当に大切だと思います。
子どもの人権を無視したり、おとなと同じようにつきあわせたり、変にこども扱いしたり、おとなの都合や勝手な考えでやっていることを、みんなで改善していけるよう、わたしも皆さんとともに努力していきたいと思います。

「part 4 子どもの幸福のために」
子どもたちの幸福はすべての人の願い・・・
まさにその通りだと思います。
多くの皆さんが子どもたちのためなら・・・と思ってくださるでしょう。
そんな活動の中で、また、人と人の絆がうまれ、地域が活性化し、明るくぬくもりのある街が築けていくことと思います。

全国各地でこの子ども展を開催され、大きな反響があったとお聞きしました。
ご尽力・お世話いただいた多くの皆様に心から感謝し、これからも子どもたちの健やかな育ちのために皆様とともに頑張っていきたいと思います。