京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

府議会常任委員会管内調査・府庁子ども参観日

8月5日(水)

京都府議会「府民生活・厚生常任委員会」で府内3か所に管内調査によせていただきました。

?「特定非営利活動法人 働きたいおんなたちのネットワーク」

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まずは山城広域振興局宇治総合センターで、安田山城区域振興局長のご挨拶後、説明は3名。
今年度で3年目の「地域力再生プロジェクト」について、府民生活部 府民力推進課の加納課長。
「女性チャレンジオフィス」について府民生活部 男女共同参画課の大谷課長。
「こみカフェ」についてNPO法人働きたいおんなたちのネットワークの吉田理事長。

吉田理事長から、熱心に取り組んでおられる多くのことをお話いただき、感心しました。
ハローワークでは叶わない、2時間でも働きたい、在宅で子育てをしながら働きたい等というような相談もうけておられます。

また、就労の場・働く体験のできる場づくりとして、昨年5月には、こみカフェ「ゆめ・はあと」が異分野の2つのNPOの協働運営によって開かれました。

ランチを9グループによる日替わり営業、管理栄養士や、臨床心理士障がい者支援など、気軽に相談できるような雰囲気づくりにも配慮されています。

広域振興局での説明のあと、すぐそばにある「こみカフェ ゆめ はあと」に行ってランチをいただきました。

2階には「女性チャレンジオフィス」があり、5つのデスクがおいてあって、女性たちががんばってくださっている姿が思い浮かび、心があつくなりました。

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テーブルとカウンターあわせて20席ほどのスペースと畳の部屋もあり、食事をしながら、ゆっくりお話できるような感じのほっこりした雰囲気です。
今日は1時まで貸し切りにしてもらって、ランチをいただきました。

バターなどを使わず、米粉を使ってのクリームシチューや千切り大根・おじゃこ・昆布などの酢の物、高野豆腐などで、500キロカロリーの健康的でとても美味しいランチ!!!
挽きたての大豆のコーヒーや甘さ抑えた抹茶寒天のデザートもとても美味しかったです。

日替わりで、おふくろカレーや、アトピーの我が子のためにずっと食事づくりをしてこられたお母さんが作るランチも、たいへん人気だそうです。
その他に、「1日料理長」も募集しておられ、団塊の世代のお父さんのこだわりラーメンなど、お得意料理の腕を発揮していただこうという日も設けてあります。

1か月の予定表を見ていると、楽しく、またぜひ訪れたいと思います。
宇治警察署から太陽が丘にむかってすぐのところです。

今年度から、地域力再生プロジェクトの所管が総務常任委員会から、府民生活・厚生常任委員会にかわり、私自身も3年前の実施前の予算特別委員会の総括質疑で「地域力再生」をテーマにしぼって
質問もさせていただき、たいへん関心の深いところでもありますので、常任委員長として初めての管内調査に、選ばせていただきました。

?精神保健福祉総合センター

今回は特にひきこもりについてお話を伺いました。
森所長のご挨拶のあと、相談指導課の金子課長から、ひきこもりについての説明や電話相談・面接相談、家族教室など対策の取り組みについてお話いただきました。
府の青少年課荒賀課長からも、初期型ひきこもり訪問応援「チーム絆」の活動について説明をうけました。

施設視察では、面談室の他、絵画・木工・料理・音楽など、興味のあることから無理なく取り組めるような所を拝見しました。

?京都第一赤十字病院

京都府健康福祉部医療課の余田課長・京都第一赤十字病院の依田院長からご挨拶。
副委員長・総合周産期母子医療センター長・副センター長からあらためて激務にたえて医療現場で府民の皆さんの生命と健康を守っていただいていることに、心から敬意と感謝を申しあげます。
昨日は一日で20例もの手術がされたそうで、たいへんだったそうです。

院内も視察させていただきましたが、患者さんやご家族のみなさんのことを考えるとお邪魔して申し訳ないような気持にもなりましたが、現場のお声をしっかりお聞きしながら、医師確保・ドクターヘリの広域連携など、様々な課題の解決に取り組んでいきたいと思います。

【府庁 子ども参観日】

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管内調査に出かける前に、府庁議会棟に、可愛いお客様が大勢集まっていました。
今日は、府庁で勤めておられる職員の皆さんの子どもさんが、お父さん・お母さんの職場を訪れ、参観するという、とっても素敵な取り組みをされているので、ご紹介したいと思います。

仕事と子育てを両立できる職場環境づくりの取り組みの一つとして、親の働く姿やその職場を見学することによって、親子のふれあいを深める機会とするとともに、職員一人ひとりが子育てを自分自身のこととして捉え、安心して子育てができるよう、職場を挙げて支援することを目的として、平成17年度から、「子ども参観日」を実施されているそうです。

今日は80人の子どもたち(小学生)が参加されたそうです。

まず、それぞれ実際にお父さん・お母さんが働いている職場を見学し、仕事を体験。
その後、旧本館の見学、議場見学、防災車や電気自動車の見学、屋上緑化「京てらす」・太陽光発電見学。

午後からも希望者は、治山ダムの模型の実演・説明や河川監視カメラの見学・電気自動車の試乗体験や、110番指令センター見学なども体験されたそうです。

これまで、知らなかったのですが、本当にとってもいい取り組みだと思います。
心がポッと温かくなりました。
機会があれば、一生懸命頑張ってくださっているお父さん、お母さんのことを子どもさんにお話してあげたいなぁとも思いました。