京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

自民党府議会議員団政務調査

自民党府議会議員団の政務調査で、京都府北部地域へ管内視察に出かけました。
まずは福知山市にある「長田野工業団地」
 
中丹広域振興局の木村振興局長や長田野工業団地の志賀専務から、長田野工業団地の概要についてお聞きしました。
京都府総合開発計画の根幹事業として昭和49年3月に完成、6月に完売して40周年を迎える我が国有数の内陸工業団地です。
現在も空き用地はなく、多種多様な39社が立地されており、京都府の5%の出荷率を担っているそうです。
ピーク時で2707億円の出荷額があったそうですが、リーマンショックの影響で1000人近くが離職、出荷額も減少、その後現在は80%程に復活しているそうです。
しかし、電力の値上げがされると年間8億円も電力料金が増える可能性があり、影響がおおきいと心配されています。
今後京都縦貫道の開通、丹後までの延伸、舞鶴港の振興や補助金制度など、より環境整備がされることを望みます。
 
様々な業種・継体の企業が立地されていますが、今日は、日本製紙クレシア株式会社京都工場を見学させていただきました。

西日本地区の生産・物流拠点として、ティッシュペーパー1日80万個、トラック50台分を出荷され、古紙利用比率20%目標など、環境への取り組み・省エネ・産業廃棄物の削減など、国際環境規格認証取得工場でもあります。
 
工場内を見学させていただきました。製品の性格上、衛生面に充分配慮され、最新鋭の設備で生産されていますが企業秘密のため、もちろん撮影禁止。色々な製品展示のところだけ紹介します。
次に宮津市にある京都府農林水産技術センター「海洋センター」に行きました。
丹後広域振興局の前林局長や佐藤副局長が迎えてくださり、説明を受けました。
 
 
海洋センターには業務部・海洋調査部・海洋生物部があり、海洋環境変化の把握と適応技術の開発、水産資源の現状把握と予測、内湾の環境改善技術の開発、底曳網漁業・定置網漁業の資源管理調査や栽培漁業の効果調査など、さまざま取組んでいただいています。
 
平成9年に建造された海洋調査船「平安丸」でも調査が行われています。
調査機器の設備は日に日に進化しており、寿命は20年ほどらしいので、そろそろ次の船についても考えていかなければならない時期になってきていると思います。
  
トリガイイワガキ養殖を振興するための「種苗生産技術」の開発や、無給餌で環境への負荷が少ない二枚貝類の「養殖技術」の開発なども行われています。
アワビの稚貝、綺麗なエメラルドグリーンでとてもきれい!

次に京都府立丹後郷土資料館に行きました。
 
氏松館長らから、スライドを使ってジュニアクラブ、学校支援、遺跡マップ作製、文化財講座、「友の会」活動、丹後震災記念写真集、「見て、ふれて、考古学」など色々な取組についてお聞きしました。

常設展「丹後の歴史と文化」を見せていただきました。

安藤総務課長さんと。やっぱり女性が頑張ってくださっていると嬉しいです。
 
資料館近くにある旧永島家住宅。
今から170年以上前に建てられた永島家を平成7年に復原整備されたそうです。

地域の人々、子どもたちの体験歴史学習の場として活用に努めておられます。
去る1月19日に京都市伏見区にある京都府総合教育センターで開催された「ワクワクおもしろ学び教室」でも丹後の暮らしについて学べるコーナーも設けていただいており、より多くの皆さんにも訪れていただきたいと思います。