京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

知事と和ぃ和ぃミーティング (第116回)

東日本大震災支援活動に参加されている皆さんと、京都府山田啓二知事とのミーティングに、友人や一緒に活動している方々と一緒に参加しました。

京都府災害ボランティアセンター副代表の高桑鉄則さん

 大震災発生後、京都府京都市が共同で京都災害ボランティア支援センターをたちあげ、ボランティアバスを運行して現地の支援にご尽力されていましたが、京都府へ避難してこられている皆さんへの支援として情報メール配信や、今後とも風化を防ぎ、ボランティアバス参加者の輪(えにし)を大切に、できる支援を見つけ出し、継続していく必要があると。
それぞれ活動されている皆さんの情報をつなげ、コーディネートできるプラットフォームづくりが大切。それぞれの活動をより活かしていけるよう、つながりを連結していく必要がある。

NPO法人京都災害ボランティアネット 福島協働学生ボランティア隊「京都にっしん隊」事業運用チーフの山内 正太郎さん

ボランティアバスで5度現地へ行かれた経験を活かし、学生の皆さんと一緒に、抹茶や折り紙などカルチャーサロンの実施等を通してのコミュニティーづくりや、福島大学いわき明星大学と連携して、4月には福島と京都の学生が交流して、被災された皆さんのニーズを調査するアンケート調査も実施される予定だそうです。

宇治市災害ボランティアセンター運営委員 海老名典子さん

3月11日を忘れないでほしい。地震は、他人事でない。
一人の力は小さいけれど、それぞれ何かできることを、まだまだ支援が必要だということを伝えていきたい。
被災者の皆さんの気持ち、状況がかわってきている。現地に行っての、観光や経済効果も必要。
7月にボランティアバスが宇治市発着で出してもらえたのは、とてもよかった。

NPO法人ハイビスカス 理事 大塚 茜さん

大震災発生後、福島の託児所に電話して、食料やおむつなど必要な物資を送られたり、
石巻市に保育士を常駐できるよう、助成金を使って人材交流型復興支援を実施。
昨年10月からは、京都に避難してこられている皆さんが集える場所として 復興サロン「なごみ」を開設、保育や内職、ワークショップなど、毎日運営されています。
大切なサロンを継続して運営してもらえるよう、資金協力がたいへん重要だと感じました。
  

避難者の皆さんは、家があっても帰れない、先が見えないストレスを抱え、京都に感謝しているものの、申し訳ないという気持ちやふるさとを見捨ててきてしまったという気持ちを持っておられる方々も多いとお聞きし、本当にたいへんな想いをされていると改めて痛感しました。
住宅や雇用の問題に加え、以前携わっておられた職業を校とでも活かしていけるよう、コーディネートが必要だと思います。
山田知事も、災害はまだまだ続いており、いわゆるガレキのこと等も含め、大きな課題が山積されており、ボランティアの体験、行政の体験を照合して、これからやっていくべきことを考え、継続していかなければならないとおっしゃっていました。
ボランティアの役割、特性を活かしながら、協働していくことの大切さや、これまで5年間培い、育んできた「地域力再生」を土台として、今後、単なるボランティアでなく、ソーシャルビジネスとして、社会的なビジネスにすることによって行政の限界を乗り越えた仕事が生まれ、社会的な価値もうまれるという「新しい公共」についても、熱く語ってくださいました。
それぞれ一生懸命活動してくださっている皆さんの心をあわせ、これからもその活動がより一層ひろがり、深みを持てるよう、連携していくことが大切だと思います。