京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。



自民党府議会議員団 政務調査会の管外
調査で、仙台へ。
仙台空港では、東日本大震災の時に、飛行機までもが津波に押し流されている衝撃的な映像を改めて思いだしました。
名取復興支援協会の太田理事や、当時のご経験を写真と共に語ってくださった金矢さんらにご案内いただきながら、校舎の時計が2時46分で止まったままの閖上中学校へ。
日和山では、新しくできた子どもハウスで、震災ビデオを拝見し、今もボランティアの皆さんの宿泊などご尽力いただいている西本願寺のお二人にもお会いできました。
京都府でも9月6日には、西本願寺の聞法会館で、支援情報説明会・交流会を、「避難者支援プラットフォーム」の中心的な存在としてずっとご奮闘くださっている、大塚茜さんらが開催してくださることもあり、慰霊碑で、献花、黙祷を捧げながら、不思議なご縁とお導きに気持ちが温かく、引き締まりました。






ゆりあげ港朝市のお店でも、震災の時のお話を伺い、車窓から復興住宅工事現場や仮設住宅をみながら、閖上さいかい市場へ。
プレハブで、海産物、お酒、写真館等々、いろんなお店が営業をされています。
お昼も、さいかい市場内の「浜や」さんの海鮮丼をいただき、
鰯の炙りや、地元のお酒など、買わせていただきました。
開店されているものの、やはり今後、将来のことは心配だと仰っており、息の長い取り組みが必要だと痛感しました。




岩沼市押分字浜の千年希望の丘
豊かな松林と住宅が並んでいた海辺の街が、東日本大震災後、ほとんどの家屋や木々がなくなってしまいました。
奇跡的に残った神社のお社がポツンと建っているのを拝見して、思わず手を合わせました。
そんな中で、東日本大震災の記憶や教訓を未来に引き継ぐメモリアル「千年希望の丘」は、千年先まで持続可能な街であって欲しい、千年後の命を守りたいという思いで整備が進められています。
被災された家屋や資材など、災害廃棄物を再生活用して積み上げた丘に、木を植え、芝生をひいて、津波の力の減衰や避難場所の確保と鎮魂の願いを込めて、今後も皆様からのご寄付やご協力を集めながら、取り組んでいかれるそうです。
ご案内いただいた太田さん、金矢さん、ありがとうございました。


東北福祉大学を視察せていただきました。
平成5年から全国に先駆けてボランティア活動の単位化に取り組まれ、阪神淡路大震災那須・福島集中豪雨、宮城県北部地震新潟県中越地震東日本大震災等、災害復旧支援活動に積極的に取り組んでおられます。
ボランティアでは、各自のカルテを作って出来るだけ適材適所、最低1週間以上は同じ場所で活動を続けることによって、活動の成果や信頼関係が生まれ、その経験が受け入れ側にとっても学生さん自身にとっても、有意義なものとなるよう務めておられるそうです。
平成17年には地域減災センターを設立、、その後、神戸学院大学工学院大学と「防災・減災及びボランティアに関する相互支援協定」を締結して、
3大学で「TKK分かち合い連携センター」を設立して、遠隔授業など連携を深めておられます。
「災害福祉論」の授業を参観、
739名収容可能の音楽堂「けやきホールも見学させていただきました。
ホールにはヒガシ日本大震災関連の展示が常設され、ホールの諸施設を活用して学生の皆さんの学習・研究にも大いに役立っているそうです。