京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

同和園創設90周年記念式典  皆既月食 

同和園創設90周年記念式典

京都府下最古の老人ホームとして、同和園の前身となる京都養老院が大正6年に京都市下京区の浄土宗西福寺を借用されて発足以来、仁和寺塔頭・尊寿院内への移転を経て、昭和16年に現在の京都市伏見区醍醐に移転、名称も現在の「同和園」に改称されました。
初代理事長の就任された大西貫主聖徳太子の「和をもって貴しとなす」の精神を奉じ、利用者・職員の皆さんが心を一つにしてこの世の浄土を建立したい、との願いを込めて命名されたそうです。
今年、創設90周年を迎えられ、記念式典を開催されました。
物故者への黙祷のあと、「社会福祉法人 同和園90年のあゆみ」のビデオ説明で、長い歴史と、これまでのご苦労がよくわかりました。
  

  
五十嵐理事長のご挨拶と、橋本園長から90周年事業報告とご挨拶がありました。
記念事業として伏見区日野に通所介護事業所(ディサービス)・日野の家「げんさんち」とコミュニティーカフェ工房「ひのぼっこ」を開設。
土地と建物を借地・借家として提供された同和園後援会副会長の宇野元造氏の名前と、地元の地名にちなんで、名付けられ、地域に溶け込み、多くの利用者が喜んでおられます。
「ひのぼっこ」には、私も、何度か、ランチや夜の貸し切りでよせてもらい、とっても美味しいお料理をいただいています。
  

感謝状や永年勤続職員の表彰もあり、ご近所の方も受賞されていました。
  
記念講演として、清水寺の森 清範貫主のお話をうかがいました。

京都府庁では、関西広域連合の総務常任委員会が開催されたので、傍聴に行きました。
特に広域観光については京都が担当として、山田知事の挨拶や、松村観光政策監から説明がありました。ドクターヘリなど、医療の広域化についても話し合われました。

夜は花山天文台で、皆既月食を観せていただきました。
太陽学の権威である天文台長の柴田一成教授にお話を伺ってから、天体望遠鏡で月や木星、スバルなど観せてもらえて、大感激!
  

   
朝は晴れていたものの、午後から雲が拡がってきて、夕方には少し小雨も降ってきたので、無理かなぁと思っていたのですが、ちょうど私たちが花山天文台によせていただく直前に雲が晴れ、まんまるいお月さまがお顔を見せてくださいました。
ちょっと変な言い方ですが、絶妙のタイミングで、楽しみにしていたみんなの心が通じたようで、大自然の神秘は本当に美しく、神々しくて、そんな言い方をしたい気持ちになりました。
皆既月食中の月は、月が地球の影に入って完全な真っ黒になるのではなく、赤胴色ともいわれ、赤っぽい色をしています。
月食が赤く見える理由は、太陽光が地球の大気によって、屈折や散乱され、うっすらと月面を照らすためで、赤くなるのは、朝焼けや夕焼けの原理と同じように、波長の長い赤い光の方が大気中を通過しやすいからだそうです。
  
京大博物館館長の大野照文教授もお越しになっていて、皆さんと一緒に、たいへん貴重な機会をいただき、本当に有難かったです。
柴田先生や大野先生がおっしゃっているように、子どもたちにも、こんな感動を体験してもらい、宇宙・科学・歴史など、興味関心をもって夢を拡げていってほしいと思います。
そのために、府市協調で、これからも皆さんと共に取り組んでいきたいと思います。
また、「NPO花山星空ネットワーク」では、花山天文台の一般公開や観望会、天文博士のご案内で天文学と歴史を紡ぎ合わせて京都の街を散策する「京都千年天文学街道ツアー」など、色々な取り組みをしていただいています。
私も入会させてもらっており、多くの皆さんにご参加いただきたいと思っています。
ご興味ある方、是非ご連絡ください。