京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

ふくしまっ子応援 京・体験プロジェクト③

8月8日からは福島の小学生40名が京都に来てくれました。
先週来京した中学生と同じように、半日かけてバスに揺られて京都へ。
今回は3泊4日の日程で北部には行かず、京大博物館、花山天文台高台寺清水寺、陶磁器協会青窯会会館での絵付け体験、窯元見学など、また皆さんにお世話になりました。
立秋がすんでいるのに、とても暑くて子どもたちは京都の蒸し暑さに少しバテ気味のようでしたが、ボランティアの大学生の皆さんと一緒に京都の街を歩き、清水焼の絵付け体験をさせてもらうため、冷房の効いた青窯会会館に着くと、ホッと一息・・・
一つずつ白いマグカップをもらって、説明を聞き、どんな絵を描こうかなぁと、思案・・・
  

  

下絵を考えてきたけれど、絵の見本帳が置いてあったので、それを見たりして、京都の思い出や、国民文化祭PR隊長のまゆまろなど、思い思いの絵をマグカップに描いてました。
飼っていた猫が地震の時に亡くなったので、その猫の絵を描いているという女の子の言葉に胸がつまりました。
焼きあがったカップをずっと大切に使ってほしいと思います。
お世話いただいた皆さん、ありがとうございました。

夜は、日本創生有志の会のみんなとのふれあいタイム。
昼間の疲れも吹っ飛ばしたような元気で、大きな巻紙を準備した部屋に来てくれた小学生たちと一緒に万華鏡をつくりました。
  

  

出来上がった万華鏡をみんなで見せあい、グリーンティーで乾杯!
それぞれ夢や好きな事を描こうという声かけに、みんな一斉に描きだしました。
  


中には、総理大臣になりたいという子もいたり、大きな太陽を描いていた女の子は、天文台で教えてもらった黒点も描いていました。
「みんなが震災から立ち直れますように」・・・この幼い身体でどんな辛い経験をしたのでしょう。でもこんな言葉が書けるってすごい!
「早くバレーボールがしたい」とバレーのボールを描いていた子とバレーボールの話をしたり、「京都大好き」「また京都に来たい」などと書いてくれている子もいて、嬉しく思いました。
  

  
中学生の絵と一緒にこの子たちの絵も、9月23日、藤森神社で開催する「文化の交流 東日本応縁まつり」(第26回国民文化祭京都2011 まゆまろチャレンジ府民企画事業)の時に展示させてもらいたいと思っています。
  
今日もぬいぐるみやお土産をもらって笑顔の子どもたち。
どうか、これからも元気で頑張ってほしいと心から願います。
また、両日とも20名の有志の会の皆さんが、それぞれ子どもたちと温かい心で接してくださったことに、感謝と敬意を表します。
そして、これまでも「府民協働」「地域ぐるみ」の教育をと取り組んでいただいていましたが、今回、多くの皆さん方と連携・協力して、このような素晴らしいプロジェクトを実施してくださった教育委員会の皆さんにも、心から感謝いたします。