京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

ゴマソムリエのスーパープラス思考・特別委員会管外調査

ゴマソムリエのスーパープラス思考

倫理法人会のモーニングセミナーで、深堀 勝謙氏のお話をお聞きしました。

  

  

お会いしてまだ1年になりませんが、明るく前向きな姿に共感を覚え、どんなお話をされるか、とても聞きたかったので、土砂降りの雨の中、5時過ぎに家を出かけたのですが、行ってよかった〜!!!
まだ、38歳だそうですが、色々な経験をされてきた中で想い、感じたことをお話いただき、現在「ゴマで平和を!」「みんな一緒に生きよう!」といつも笑顔で頑張っておられるスーパープラス思考を披露してくださいました。
ある時なぜか、毎朝4時半に目が覚める日が10日間続き、その時、なぜこの日本に、この時代に生まれてきたんだろうということを考えたそうです。
壁にかけてあった「平和を」という額を見ながら「ゴマで平和を!」という気持ちに突き動かされ、海外で麻薬の原料となるケシの実を栽培されている所に出向き、代わりにゴマを育ててもらってケシよりも高く買い取るようにされた話など、興味深くお聞きしました。
☆ 悩みを持った時、大空を見上げて「自分の面積は、大空の一点」
☆ 自分の素敵なところを手帳に書いておき、へこんだ時に10回読み返す
☆ 「自分の死後から100年残ることを生きている間に・・・」未来に花をプレゼントしようと、みんなで桜の木を植樹したり、
☆ 「世の中を動かすには好きなことに熱狂的であれ」必ず賛同者が増えていくはず・・・など
深堀さんは京都のお生まれではありませんが、是非京都で!と大好きなゴマの専門店を数店経営されています。
京都を愛する気持ちが大きくなってくるほど事業も発展して、今では「ゴマクレープ」が京都名物の一つとして雑誌の取材も増えているそうです。
ポリシーをもちながら、大きな夢に向かって笑顔いっぱい、スーパープラス思考で頑張る深堀さんに拍手!!!、


特別委員会管外調査
京都府議会 少子高齢社会・青少年対策特別委員会の管外調査で、埼玉県議会を訪問させてもらいました。
「埼玉県地域支えあいの仕組みづくり」について、福祉政策課長からお話を伺いました。

埼玉県では、全国一のスピードですすむ高齢化で、一時的な怪我や病気で介護保険等公的制度の対象とならない方々や足腰が弱ってきた高齢者の皆さんのニーズが増えた上に、地域づきあいの減少でいわゆる「買い物難民」が発生。その課題を解決する方法として、公助と自助の間を埋める「共助」を育て、地域を元気にする「地域支えあいの仕組み」を推進されています。
まずはじめに、「みやのかわ商店街」で考えられた「ボランティアバンクおたすけ隊」が元となって、現在は64の市町村の中で予定を含み20か所で、それぞれの事情に合わせた形の取組が進んでいます。

「みやのかわ商店街ボランティアバンクおたすけ隊」の仕組みは下記の通り

?「買い物代行」「話し相手」「庭の手入れ」など、ちょっとした困りごとに対応する、元気な高齢者による「ボランティアバンクおたすけ隊」を立ち上げ。
?お困りごとのある高齢者が「おたすけ事務局」に依頼。同時に「おたすけチケット」(い時間分800円)を購入。
?商工団体や商店街による「おたすけ隊事務局」は地域住民のボランティアスタッフに、サービス実施を依頼。
?ボランティアスタッフは、おたすけサービスを実施し、チケットを受け取る。
?地域住民であるボランティアスタッフは、チケットを商品券に交換(1時間分500円)し、商店街で買い物する。
    ?と?の差額300円を事務局手数料として、事務局運営費用にあてておられます。

下記のメリットがある「一石三鳥」で、利用が増えているそうです。
◆「高齢者等の日常生活の安心確保」
◆ボランティアスタッフとして活動することによる「元気な高齢者の介護予防」
◆買い物代行や付き添いサービスによる商店街利用者の増加、事務局などで空き店舗の活用にやって賑わいUPなど「地域経済の活性化」

市町村・県の支援体制も整っており、仕組みの立ち上げ・運営に活用できる補助金は補助率10分の10の、全額補助として、上限は初年度200万円、2年目150万円、3年目100万円。
チケットの作成・パソコン・コピー機など必要」備品の整備、事務所賃料、事務所スタッフ雇用などに利用できます。

各地で色々なかたちでの仕組みづくりがすすんでおり、実施主体も「商工会・商店街」「NPO自治会」「社会福祉協議会」など、地域の実態にあわせて取り組んでおられるのが、よいと思いました。

  

  

  

現地視察として、中心市街地活性化事業に積極的に取り組んでおられる埼玉県朝霞市役所でお話を伺ったあと、ほっと茶屋「あさか」を訪問しました。
朝霞支えあい事業は、商工会が事務局として、援助の必要な高齢者・障がい者・子育て中の方々を有償ボランティアの高齢者の方々が支援し大型スーパーを除く取り扱い加盟店との連携で「彩夏ちゃんカード」を活用、、高齢者ボランティアの皆さんの介護予防や朝霞市の商業振興につながっています。

また、空き店舗を利用した「ホッと茶屋 あさか」は交通便利な中心市街地にあり、無料休憩所として湯茶のセルフサービス、トイレ利用、カウンターで商工会会員企業等がドリンクや軽食等の販売、座敷は高齢者の会食会や生け花・茶道・手芸等の小教室や子どもの遊び場などに活用されています。
特産品の販売や朝霞ブランド品のPRボックス・依託販売、まち歩き案内書としても「朝霞コンシェルジュ」が来街客・観光客へのきめ細かい対応もされているそうです。
白血病で急逝された本田美奈子さんの関連商品等展示販売もあり、売り上げの一部が骨髄バンクに寄附されるそうでボールペンなど、購入させてもらいました。

京都府においても高齢者の皆さんが色々な取組をされていますが、今回調査させていただいたことは、たいへん参考になりました。さらに子どもたちから高齢者・障がい者の皆さんが交流しながら、生きがいをもち、支えあって暮らせる京都の街づくりのために、これからも取り組んでいきたいと思います。
お世話になった皆さん、ありがとうございました。