京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

キッズベースキャンプ

管外調査2日め

民間企業として学童保育に取り組んでおられる「キッズベースキャンプ」を訪問。

小学校1年生〜6年生までを対象として、学校や自宅への送迎サービス・食事・付き添い受診・利用時間の延長なども実施されている学童保育システムを備えたアフタースクールとして希望者も多く、第3回ワーク・ライフ・バランス大賞を受賞されています。
学習指導は行わず、「社会につながる人間力」を高めるよう、季節毎の歳時記、アート工作、収穫体験、キャンプ等、年間を通じて施設内外で様々なプログラムを実施されています。
子どもたちが、異年齢の仲間とともに、色々な経験をしていくことは、よいことだと思います。
また、子どもたちにはティーチングではなくコーチングを!という意味で、「キッズコーチ」と呼ばれる皆さんが、子どもたちと共に活動されるのですが、その人材育成に一番力を注いでいるとおっしゃっていたのが、印象的でした。
福祉専門学校との連携もはじめ、インターンシップ等、子どもたちと直接関わっていく中でよりよい「キッズコーチ」が増えるよう、研修に取り組んでおられます。
昔は、自然な形でこのような年代を越えて交流しながら子どもたちは育っていったと思いますが、近頃は人工的にそのような環境をつくらないといけないのは少し残念な気もしますが・・・
学童クラブや放課後学び教室など、児童の放課後の過ごし方には様々な形がありますが、色々な体験を通して子どもたちが育っていく環境づくりに務めていくことは大切であると思います。

東京都議会においても、都型学童クラブの事業内容についてお話を伺いました。

開所時間の延長や保育士等有資格者の配置など、都が定めた要件を満たす学童クラブ(公設民営・民設民営)に対して、運営にかかる経費を補助。
そのうち、新たに学校内に設置する学童クラブに対しては、さらに一定期間区市町村の負担を軽減するなど、仕事と子育ての両立を支援する取組が始まっているそうですが、親の都合にとって有難いことだけではなく、根本的に子どもの立場にたって望ましいあり方について考えていくことも大いに必要だと思います。