今日は現地調査に行ってきました。
日頃、伏見区内各所の河川や河川敷の整備について、地域の皆さまからご要望をお聞きすることも多々ありますが、昨今『淀川水系河川整備計画案』について、ニュースや新聞等で大戸川ダムの建設も含め、皆さまもご覧になることがよくあると思います。
今日は、山田京都府知事や、淀川河川事務所長、長岡京市長、向日市長、行政関係者、府議会議員等で桂川の現地調査に行ってきました。
マイクロバスに乗り、現地を数ヶ所を回って、現状を見たり説明を聞いたりしました。
現在、最も安全度が低いとされているのが
久我橋下流地域だそうで、久我橋下流左岸堤防で状況を説明や、知事のお話もうかがいましたが、河道内に生い茂っている樹木を早急に伐採したり、掘削するべきだと必要性を感じました。
昭和28年の台風13号で甚大な被害に遭われた久我・羽束師の昔ながらのお宅は土台を一段高く家を建てておられることも意識して見ればなるほどとわかりました。
もしも近いうちに大規模な洪水があった場合、土台を上げておられない新しいお宅は大丈夫だろうかと大変心配になりました。
また、淀の宮前橋付近では、堤防をより広げて水害を防ぐための引堤事業のため、水垂や大下津の皆さまが、長年住み慣れた住居を移転協力してくださって新しい街並みができている様子も知事らに見ていただきました。(残る常念寺も現在建設中)
樋爪等、まだこれから用地取得等皆さまにご理解ご協力いただきながら計画を進めて行く必要がありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
川沿いをずっと走っていて、河川敷に樹木や草が林のように生い茂っていることを改めて見て、これを伐採するだけでもかなり大変な大事業だと痛感しました。
何故これだけになるまで、対策が滞っていたのかと素朴な疑問もうまれましたが…
昔は、カマドで薪を使っていたため、川沿いの樹木も薪として利用されていたことが多かったけれども、今はもうそんなこともなくなり、どんどん増えてしまったというお話もうかがいました。
また、桂川・宇治川・木津川の三川合流部も対策が必要であり、限られた予算の中で全体を見渡して、より有効な緊急的に着手・継続する必要がある事業を判断していくことは難しいなぁと思いますが、滋賀県や大阪府とも課題を共有し、より多くの皆さまの安全を確保できるよう取り組んでいただきたいと思います。
明日も山田知事や皆さまと一緒に宇治川の現地調査に行く予定です。