京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

いろは呑龍(どんりゅう)トンネル

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今日は府議会決算特別委員会の現地調査に行ってきました。
予算・決算特別委員会は全議員の半数ずつで構成され、副知事・部長・課長をはじめ、多くの関係担当理事者の皆さんがズラ〜と並んでおられる中、11日間にわたって質問や意見をだす『書面審査』と、大切な税金を使って執行されている各所の取り組みを実際に視察する『現地調査』と最終日の『総括質疑』から成り立っています。
私はこれまで、予算・決算・予算と三回続いていたので、今回は委員ではないのですが、勉強のため、できる限り書面審査傍聴に行っていました。
昨日と今日は、北部・中部・南部にわかれて現地調査があり、私も地元議員として、桂川右岸流域下水道雨水対策事業である『いろは呑龍トンネル乙訓ポンプ場工事現場』の視察に行ってきました。
近年、アスファルトやコンクリートで地面が整備されたために、雨水が地面に吸い込まれず、直接河川に流れ込みます。そのため、大雨が降ると急激に河川の水位が上がり、水が溢れて人家にも道路等にも被害をもたらしてしまい、桂川右岸流域では2年に一度の割合で浸水被害が起こっていました。
そこで、京都府では、京都市向日市長岡京市にまたがる1421ヘクタールの地域の雨水排水・浸水対策として、雨水が流入して増水した川から水を取り込んで貯留するための延長約9.2km、対策量約24万トンの地下トンネル『いろは呑龍トンネル』の整備を進めています。

平成7年に工事着手され13年に供用開始された寺戸川流域では、16年の台風23号や今年7月の記録的な大雨、いわゆるゲリラ豪雨の際にも大変効果的であったそうです。

続いて、平成22年度完成を目標に順次進められています乙訓ポンプ場までの工事は、国道171号等の真下を通るため、交通の妨げにならないよう、ハイブリッド親子シールド工法により、長い区間を地上作業なしで進めるよう、工夫されています。

現地に行き色々説明を聞きながら、深くて大きいポンプ場となる穴を覗きこみながら、工事に従事していただいている皆様のご苦労に深く感謝し、1日も早い無事完成で水害から街を守る整備ができること大きな期待をよせていました。