京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

府議会 管内調査 2日目

舞鶴保健所で、「中丹地域リハビリテーション支援センター」の活動について、伺いました。
  
中丹圏域では、舞鶴赤十字病院と市立福知山市民病院が、リハビリテーション拠点として指定をうけ、急性期から、回復期、維持・生活期まで連携機能の充実にご努力いただいています。
センター長(医師)とコーディネーター(セラピスト)を中心として、住民・専門職の力を結集し、あるものはなんでも活用し、なければ育成し、なんとか「誰もが安心して暮らせるまち」をつくろうとされる地域リハビリテーションは、「健康長寿日本一」を目指す京都府にとって、たいへん重要な取組です。

 
舞鶴赤十字病院内を視察させていただきました。
実際に通院してこられている皆さんへのリハビリテーションはもちろん、平成23年度から「地域リハビリ・コーディネート事業」として、京都府リハビリテーション支援センターや保健所と連携しながら、リハビリ相談・訪問相談指導サービス・リハビリ従事者研修会・事例検討会・情報発信サービス等を行っておられます。
地域リハビリテーション協力病院・施設、入所・通所サービスリハビリ連携窓口との連携がしっかりできるよう、個々に窓口担当者を決めて、顔の見える対応に心がけてくださっているとのこと。
訪問看護ステーション・訪問リハビリ、居宅介護支援事業所等や、高齢者だけでなく、高次脳機能障がい者・身体障がい者・障がい児・知的障がい者のみなさんの入所・通所サービス事業所も含め、多くの施設や人材が連携しながら、全ての人々が住み慣れた地域で安心して、その人らしく生活ができるよう、さらに取組を進めていただきたいと思います。
 
その拠点として、病院施設を拡張工事中。向かいにある保健所都の連携もとりやすく、今後大いに期待されます。


最後に、「園部まごごろステーション ひだまり」に寄せていただきました。
とっても素敵なところで、ビックリ!1795年(感性7年)に建てられた元醤油屋さんの古民家を元の姿に修復して活用されているそうです。
   
社会福祉法人京都太陽の園は、「人間尊重と社会連帯」を基本理念とされ、「障がいがあってもなくても、共に生きるユニバーサルな社会の構築」を目指して、コミュニティーカフェ「ひだまり」(喫茶&軽食サービス」、ハートフルショップ(南丹圏域の福祉団体や各作業所製品の展示・販売)、京のつちたま工房(芸術作品等のものづくり)、グルメ工房(本陣チマキ等の製造)、地域コミュニティールームの運営(和室・イベントホールの設営等)、土曜日にはまごころコンサートなど多彩な取組をされています。
各種相談会や、車いす講習会、次世代の担い手育成事業、本陣まつりの共同開催等々、いい場所で、いい取組!
これからも多くの夢が拡がる感じがいたしました。

甘い香りに誘われながら奥に進むと、厨房ではスタッフの方々が、それぞれの個性にあわせて役割分担をされて、美味しそうなチーズケーキをつくっておられました。
「京のつちたま」等の販売や、手作りケーキもいただけるとっても素敵な心和む空間を、二階・三階(「望楼」昔の建物で三階があるなんて、珍しい!歴史とロマンあふれるとても素敵なお部屋でした)にあがる階段のところからパチリ。
「京のつちたま」は。障がいのある人たちが手のひらで一つずつ丸めた「土の玉」一つ一つが手作りなので、それぞれの個性が表れ、「土」は「地球」、「玉」は共に尊び生きる「共生」を意味しているそうです。
平安時代から伝わる12の色目に、様々な想いを込められています。


熱心に取り組んでくださっている輝く女性、素敵なおかみさんをはじめ、ご尽力いただいている皆さまと。
以前、京都テルサで開催された催しの際にもお会いして、「京のつちたま」のストラップを買わせていただいたことを思い出しました。