京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

府議会 管内調査

今日と明日は、府民生活・厚生常任委員会の管内調査。
まずは八幡市にある 京都府立消防学校で、消防防災人材の育成について伺いました。
  

京都府立消防学校では、府内市町村(京都市を除く14消防本部)の消防職員と消防団員を対象に、様々な教育を実施されています。
特に、消防職員の初任教育は、毎年4月上旬から11月中旬まで、寮生活をしながら厳しい教育・訓練が実施されています。
以前、卒業式に参列させていただいたことがありましたが、規律正しく凛としたお姿、その成長ぶりや仲間の絆にたいへん感動したことを思い出しました。
現在、訓練されているのは、60名。そのうち、女性は、お一人とのことですが、男性と全く同じ訓練を頑張っておられ、たのもしい限りです。
皆さん、立派な消防職員さんになっていただくよう、心から祈っています。
専科教育については、特殊災害科・予防査察科・火災調査科の3つについては、新しく建設された京都市消防学校と連携して実施されているそうで、定期的な合同会議も含め、府市協調での取組が進められています。
消防団員の教育では、基礎教育は各消防本部で行われていますが、消防学校では、幹部教育や、一日入校、教員を現地に派遣して訓練指導を行う「移動消防学校」など、また、一般の施設見学等も実施されています。
私たちの生命と財産を守るため昼夜を分かたずご尽力いただいている消防職員・団員の皆さんの人材育成を担っていただいている大切な施設ですが、昭和51年に開設されて以来、老朽化がすすみ、特に、旧淀中学校の体育館であった屋内訓練場は、現在新築工事中であり、今後より効果的な訓練に活用されることが期待されます。

続いて、与謝野町の地域共生型福祉施設「やすらの里」へ。
「終の住み処は与謝野町」「垣根を超えた福祉のまちづくり」を基本コンセプトに、4つの団体が協議・連携されて、今年の3月から事業を開始されました。

  
社会福祉法人与謝野福祉会による、特別養護老人ホーム「やすら苑」が、「住み慣れた地域の施設で尊厳ある暮らしを」

特定非営利活動法人丹後福祉応援団による、在宅複合型施設「やすらの旋風(かぜ)」が、
「住み慣れた我が家での生活を支えるために」

社会福祉法人よさのうみ福祉会による、障がい者の方々の就労支援ワークセンター「花音(かのん)」が、
「地域の一員として自立するために」
京都府看護協会による、天の橋立訪問看護ステーション「サテライトみのり」が、
「地域福祉と地域医療の架け橋として」
これまで、エリアが広くて遠距離での訪問看護は時間的にもたいへんだったそうですが、今年3月にサテライトができてからは、効率的に、またワークショップ花音との情報共有もできて、今後さらに業務を拡大しようと積極的に取り組んでいただいています。

  
ディサービスセンター「生活リハビリ道」では、プールでのリハビリも含め、個々のメニューに合わせたリハビリが行われています。

介護の資格も持っておられる福祉理美容師が、施設内や、2トントラックを改造した移動福祉理美容車で、現在5市2町の老人ホーム等の福祉施設や病院等を定期的に巡回訪問して理美容サービスを提供されています。
      
厨房では、障がいのある方々が、食材の下ごしらえなどで力を発揮され、保育所子育て支援センターとしても、職員や地域の子どもたちの明るい声が施設内に聞こえるなど、まさに全ての人々が繋がり合える場所として、様々な工夫がなされています。
 
  
障がい者就労施設として喫茶「花音」と、子どもたちの保育所・砂山、高齢者の皆さんの施設を結ぶ、この気持ちのよいデッキに、今後多くの皆さんが集われる事を心から願っています。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。

宿泊は、橋立ベイホテル。
ハーブの香りが館内に拡がり、随所にきめ細やかなサービス溢れる、素敵な所です。
天の橋立の世界文化遺産登録に向けても、みんなで盛り上げていきたいと思います。