京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

自民党府議団政調会管内視察2日目

とってもいいお天気!
バスの中から見える海岸線もとっても綺麗でした。

京丹後市丹後町の中浜漁港から「遊魚船とび丸タクシー」に乗船して、「山陰海岸ジオパークポイント」を視察しました。

漁船を利用して、丹後の素晴らしい海を体感してもらおうと4月〜10月海が穏やかで船が出られる時に運行されています。
今日は和田丹後広域振興局長もご一緒に約20名が2隻に分かれて乗船。



約1時間、中浜港から出発して多種多様岩石海岸、洞窟の上に文殊菩薩をお祀りしたお寺がある「穴文殊」、柚志の棚田、経ヶ岬灯台等を見ながら、久しぶりに気持ちのよい海風に吹かれました。

とび魚が海上を飛んでいたり、帰りにはカモメがずっと船の周りを飛びながらついてきました。

漁に出た船が魚を積んで帰ってきたと思ったのでしょうか・・・

   

中浜港は、子どもの頃、網野に祖父母が住んでいたので、毎年夏にはしばらく滞在してよく泳ぎに行ったり、港でアジ釣りをしたりしていたので、とっても懐かしかったです。
ジオパーク」とは、科学的に見て突別に重要で貴重な、あるいは美しい地層遺産を複数含む自然公園の一つで、それらを教育、観光、産業などに活用することによって地域の活性化を目的としています。
山陰海岸ジオパーク」は、京都府経ヶ岬から西へ琴引浜・久美浜玄武洞竹野海岸・香住・浜坂・鳥取砂丘までの日本海側から太鼓山・神鍋・鉢伏山など、広範囲で日本列島がアジア大陸の一部だった時代から今日に至るまでの経過を確認できる貴重な地質遺産が多く残されています。

昼食は「京都府農業公園 たんごあじわいの郷ゆーらぴあホテル」で。

ここは、「はな」「ふれあい」「あじわい」をテーマとしたテーマパークで、色々なお店がならぶ「にぎわい広場」、おもしろ自転車やゴーカート・ビオトープなどの「緑と自然のエリア」、手作りソーセージや石窯ピッツァ・野外炊飯場などの「収穫祭エリア」、ポニーの乗馬体験・羊の放牧場など可愛い動物がいる「ふれあい牧場」、宿泊できるヨーロッパのプチホテル風の「ゆーらぴあホテル」などがあります。
パンやケーキ・ソーセージ・アイスクリーム、そば打ちなど手作り体験や、ブルーベリーやサツマイモなどの収穫体験もでき園内に盛りだくさんのお楽しみがいっぱいなのですが、なかなか来客数が少ないようで、もっと多くの皆さんに利用していただきたいと思います。
JR京都駅から特急利用で約130分、網野駅からバスで13分、峰山駅から車で約10分、お車でなら京都縦貫自動車道宮津天橋立IC」から約40分です。

午後は2か所。
まずは「京たんご ぼたん・もみじ比治の里」

   

   

野生鳥獣による農林業被害は、平成20年度は約1億2000万円で、年々増大しています。
電気柵等防御柵の設置や捕獲事業、県境を越えた広域捕獲を実施していますが、平成21年度から、捕獲したイノシシ、シカ肉を有効利用するための処理施設が京丹後市で建設されました。
猪・鹿肉の安全性を確保を最優先に、猪肉と鹿肉を同一の機材を用いて処理しないように2系列の処理設備が完備されています。
広く皆さんに食用していただこうと「京丹後市猪・鹿肉有効活用研究会」」が様々なレシピ考案し、試食会を重ねた中で高い評価を得たレシピの中から特に家庭でも簡単に料理できる「料理レシピ集」も作成・発行されています。
農家の皆さんにとってせっかく丹精込めてつくった作物を一瞬のうちに台無しにしてしまう被害が増加している中で、それを地域の資源として活用できるようにとの取り組みが発展していくよう、願っています。

最後は、久美浜町の製茶工場に行きました。

    

   

   

府内産宇治茶の生産拡大と京丹後市の新たな基幹作物として、茶園面積を47ヘクタールまで拡大し、将来は100ヘクタールの埴栽面積が計画されています。
このような中、京丹後市と2法人4農家で「京丹後製茶株式会社」を設立し、昨年製茶工場を建設されました。
これまでは京都府南部の和束まで茶葉を運搬して加工してもらっていたそうですが、運搬時にお茶の鮮度も落ちてしまいます。
製茶工場ができたことによって、生産から加工まで一貫して品質のよいお茶を生産することができ、京丹後市の活性化にも、今後貢献されていくものと思います。

今回の視察で、京都府北部の皆さんが、一生懸命ご自分たちの地域のために、頑張ってくださっている姿に多く接することができました。
私も一層、地元伏見で、また京都府内それぞれの地域が特性を活かして輝いていくよう、頑張っていこうと心新たにいたしました。