京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

自民党府議団政調会管内視察1日目

一泊二日で、自民党府議政調会管内視察に出かけました。

まずは京都市伏見区の京都拘置所

未決拘束施設として、刑が確定するまでの被疑者・被告人を収容し、逃走や罪証隠滅の防止を図るとともに、その防御権を尊重し、捜査・裁判の円滑な振興に寄与し、未決拘禁者としての法的地位に応じた収容生活が確保されています。
面会時(30分)には職員が立会し、信書は内容が検査されますが、弁護人との面会には職員の立会は付けず、未決拘禁者としての防御権を保障しています。
また、刑が確定すれば、収容する施設を決定するための処遇調査を行い、さらに、ここでひき続き受刑する者もあります。
刑が執行開始される時には、2週間指導があり、その後、適性に応じて炊事・洗濯・営繕等の施設の維持運営に必要な作業に従事します。
食事は、米70%、麦30%の混合飯を主な主食として、副職も栄養面・調理内容工夫されています。
受刑者の改善更生と社会復帰を図るため、通信教育や視聴覚教育のはか、被害者の視点を取り入れた教育・薬物依存離脱教育・交通安全・ギャンブル防止教育などが実施されています。
健康を保持するため、週2〜3回入浴を実施、適度な運動・体操等も実施されています。
歌や落語など慰問にお越しいただく方々もあり、希望者は、お盆の法要などにも参加できます。
職員は133名おられて2部制で勤務いただいています。収容定員は452名。

次に、鳥取豊岡宮津自動車道 宮津野田川道路の宮津天橋立インターチェンジ予定地や野田川インターチェンジ予定地や第12トンネルを視察。





鳥取豊岡宮津自動車道鳥取市から豊岡市を経て宮津市へ至る延長約120?の地域高規格道路であり、そのうち宮津野田川道路は、京都縦貫自動車道と接続して京都府北部と京阪神地域や日本海沿岸地域との交流を促進する重要な路線として、平成6年に事業化され、工事が進んでいます。

宮津天橋立インターチェンジは昨年ETCを完備され、宮津野田川道路は一般国道補助事業として約6.4?の延長。
そのうち3.6?がトンネルです。その長さは天橋立とほぼ同じであり、京都府管理内では最長トンネルとなるそうです。
トンネルは既に貫通しており、現在内部の様々な設備を工場で製作中。

秋頃には設置作業にとりかかり、23年3月完成を目指して頑張っていただいています。
その後、さらに京丹後まで続けるため、この写真の山にトンネルが掘られていく予定です。

野田川には、PTA等でご一緒し、仲良くさせていただいている方もいらっしゃり、以前、すごく綺麗なひまわり畑や万灯流し・花火など見に行かせてもらったことがあり、道路が完成したら是非また野田川まで行ってみたいと思います。
さらにこの写真の山にトンネルを掘って京丹後市へと工事がすすんでいく予定です。

また、宮津では、大手川河川激甚災害対策特別緊急事業の視察。

   

   

平成16年10月の台風23号によって2400戸を超える甚大な浸水被害が発生した宮津市の大手川では、再度災害防止のため河川改修が行われています。
主な事業内容は「河道の拡幅・掘削」「河川の護岸工事」「橋梁架替え」ですが、特に「宮津の歴史と自然を生かした安全で、心やすらぐ水辺づくり」を目標とされています。
今日は、宮津市役所近くの護岸工事が完成された大手川を拝見しましたが、以前工事中の時にも視察に来ていたので、とても綺麗になっている護岸を見て、ビックリ!!!
市民の皆さんのご意見を尊重して協力をいただき、宮津城の石垣風の護岸が完成、素晴らしい!!!
私も台風23号後、ボランティアとして掃除等のお手伝いに来て、家の中やお庭が悲惨な状況になってたいへんだったことを痛感していただけに、二度と被害がでないよう、このように早急に河川整備をしていただくことは本当にありがたいです。
地元伏見でも、河川内の樹木伐採・掘削・引き堤対策での住宅移転など、色々対策をしていただいていますが、まだまだ住民の皆さんからのご心配・ご要望は多く、これからも皆さんの安全確保のために頑張っていきたいと思います。

今日の最後は、京丹後市大宮町の「常吉村営百貨店」

140戸、住民520名という町で、皆さんとの絆を大切に、多くの苦労を重ねながら頑張ってこられた、大木さんの生の声をきかせていただきました。
これまで、「ジャズコンサート」「寺子屋」「万灯」「15分の花火大」など、「まずはやってみよう!」と多くの方々と一緒に我が町のために奮闘されてきた熱意や思いがいっぱいこもったお話でした。
JAの合併の話があった時に、「それなら自分たちでやってみよう!」と平成9年12月に「常吉村営百貨店」をオープン。
途中やめようと思った時もあったそうですが、「ぜひ続けてほしい」という高齢者のお声や仲間の皆さんに励まされ、今も頑張って続けておられ常吉町だけでなく、他からも買い物に来られるそうです。
また、多くの取材や視察の希望があり、今日もテレビ局が取材にきておられました。
やっぱり「人」「仲間」が一番大切だと熱く語る大木さん・・・
なんとか地域をよくしようと思う気持ち、自分が率先して動き仲間を大事に、自慢に思ってもらえるような故郷づくりを・・・とがんばってくださる、そんな背中を見て、それに続く方々が、またよい町をつくっていってくださることを心から祈っています。