京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

京都府総合防災訓練

9月5日(土)

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京都府総合防災訓練が、京都府丹波自然運動公園などで開催されました。
まずは京丹波町須知区一帯で、住民や消防団の皆さんが連携して初期消火訓練・応急救護訓練・救出救護訓練が行われ、山田知事と一緒に視察させていただきました。
住民の皆さんには、防災訓練があることは伝えてありましたが、内容については事前に知らせず、当日、避難途中にさまざまなポイントで対応してもらうという設定でした。
発炎筒やオイルパンがあり、消火器を使っての消火訓練や、出血や骨折・心肺停止に対する応急救護訓練では包帯や三角巾・AEDなどを使って、住民のみなさんと医療関係の皆さんが協力して負傷者の応急手当てをして避難場所に一緒に移動。
倒壊家屋の中に閉じとめられた住民を救出するため、ジャッキやバールを利用して負傷者を発見、救護した方を担架で搬送するなど、より実際に近い状況の中で、いかに助け合い、協力し合って安全を確保していくかという訓練となりました。
お互いに声をかけあいながら、実践されていてよかったです。

上記のような訓練を体験しながら避難場所に集合した住民のみなさんに山田知事からご挨拶。
今後各所でもこのような訓練が広がっていくといいなと思います。

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丹波自然運動公園では、地域住民の皆さんと、約60の防災関係機関が一体となって総合防災訓練が開催されました。

屋上からの要救助者をヘリコプターで救出したり、合同救護所では、医療機関などが協力して傷病者受け入れ、トリアージ、医療措置、医療機関への搬送を実施。
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土砂崩れにより埋没した車両を覆う樹木等を人力等によって除き、油圧カッター等を使って車内に取り残された人員を救出。
かなり時間がかかってたいへんな救出作業でした。
負傷者の役目をしてくださったのは、京都府立消防学校の初任科生の皆さん。
厳しい訓練と寮生活の中で、使命感にあふれた立派な消防士になっていただくよう、期待しています。

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野外での防災訓練の他にも女性消防協力隊や婦人会のみなさんらが炊き出し訓練もあり、体育館では京都府災害ボランティアセンターのみなさんを通信として「現地災害ボランティアセンター」を立ち上げ、ワークショップが行われていました。

グループ毎の発表では、地域の社会福祉協議会や各種団体の皆さんと、学生ボランティアの皆さんが、実践的な訓練を通して色々な課題に気付き、日頃からの備えや人と人とのつながりの大切さなど、多くのことを感じておられたようです。
最後に「今日は各種団体などの皆さんと学生の皆さんが別々のグループで話したけれど、いざという時には色々な立場の人たちが集まり、色々意見が違っても不満を言わず、まずはみんなで力をあわせることが大切!」という話が印象的でした。

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その他にも、通信訓練・倒壊家屋救出・救助訓練・大規模火災対応訓練として、一斉放水訓練・ヘリコプターからの放水がありました。

最後に朝からずっと訓練を見守ってこられ京都府防災会議の会長でもある山田知事から講評。
汗をいっぱいかきながら、参加された多くの団体の皆さんに感謝と、今後ともより連携・協力して府民協同で地域の安心安全を守っていただくようお願いされていました。

ご参加の皆さん、本当にお疲れ様でした。