京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。



京都府議会自民党政務調査会 管外調査 2日目
『鶴岡木質バイオマス発電事業』
森林を守り、豊かに成長させるために欠かせない『間伐』
その間伐を実施した際の森林未利用材( 林地残材)の有効利用の一つとして、
それらを燃料とした『木質バイオマス発電事業』について調査。
発電所の概要や運営状況についてお聞きし、施設見学させていただきました。
燃料として、間伐材由来と製材端材由来のチップのみを使用されていますが、
含水率の高いものは、圧縮脱水装置で、できるだけ乾燥させたものを活用して、約3200戸分の発電を供給。
地域森林産業の活性化と、エネルギー及び経済の地域内自立について、各地での取り組みの参考になりそうです。




京都府議会自民党政務調査会 管外調査
『スタジオ セディック 庄内オープンセット』
以前、ゴルフ場として開発されようとしていた広大な土地(東京ドーム約20個分)を活用して、
映画やドラマの撮影を誘致して、オープンセットを建築。
撮影後も撤去せずに、そのまま、維持管理して観光施設として平成21年9月から一般公開(積雪のため、
4月下旬から11月下旬営業)されています。
山間集落・宿場町・漁村・農村など、趣の異なる6つのエリアが点在し、これまで数多くの撮影に使われ、
現在、全国ロードショー中の『殿、利息でござる』の撮影も行われたそうです。
新材で建築後、年代を感じさせるような施工や、発泡スチロールでの建造物、
無料で着られる着物もあり、
現存した銭湯を移築されたり、
場内を回るバスも利用しながら、ゆっくり楽しめそうです。
エキストラの登録も約750名にのぼり、
映像・撮影誘致とともに、地域振興、観光・人財育成を柱に、日本版ハリウッドを目指しておられるとのことです。



京都府議会自民党政務調査会 管外調査
伝統と革新を紡ぐ「鶴岡シルク」と、シルクタウン・プロジェクトについて
江戸から時代が大きく変化した明治の初期、
「刀を鍬にかえた」庄内藩士約3000人による原生林の開墾から始まった、鶴岡における絹の歴史。
その後、生活様式の変化などにより、絹の需要が減少している中で、
鶴岡織物工業協同組合では、平静22年、
シルク商品の企画・開発・販売を行う「鶴岡シルク株式会社」を設立して、ブランドの定着や販路の拡大に努めておられます。
また、鶴岡市政策企画課では、
日本に唯一残る絹織物一貫生産の工程・絹織り産地の北限である「鶴岡シルクの伝統を未来へ〜」つなぐため、
『鶴岡シルクタウン推進プラン』を策定して、幼稚園・保育園・小中学校での蚕の飼育体験、
養蚕指導員OBによる授業、
シルクガールズコレクション、
各地での製品展示やPR、
つづれ織り機械体験等々、
積極的な取り組みにより、
販売が増えているそうです。