京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

小惑星探査機「はやぶさ」帰還カプセル特別公開

待ちに待った「はやぶさ」カプセル等の特別公開が、京都大学総合博物館で始まりました!!!
  


今回、京都大学京都府教育委員会の力強い連携と多くの皆様のご尽力によって実現していただいたことに、心から敬意を表し感謝申し上げます。
2003年5月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が、幾多の困難を乗り越えて小惑星イトカワ」への7年約60億Kmの旅を終え、昨年6月に帰還した感動は、今も多くの皆さんの心に刻まれていることと思います。昨年11月には帰還カプセルから回収された1500個程の微粒子が、「イトカワ」由来のものであると判明し、世界で初めて月と彗星以外からの物質を持ちかえるという快挙を成し遂げられました。
今日は、いよいよ、宇宙の旅から帰還したカプセルやパラシュート等の京都初公開!
午前9時30分からの公開に先がけて、寒い中、早朝から並んでおられた多くの皆様とともに、京都大学の松本 紘総長のご挨拶をお聞きすることができました。
  

今年は、「地球は青かった」の名言を残したユーリ・ガガーリン少佐が人類初の宇宙飛行を成し遂げてから、ちょうど50年目にあたるそうです。この機会に、多くの皆様に興味を抱いていただき、改めて科学の素晴らしさを子どもたちにも伝えていきたいとの想い、本当に有難く拝聴しました。
テープカットは、松本京大総長・田原京都府教育長をはじめ、早朝から並んでくださっていた来場者の青年も加わって、さあ!いよいよ皆さんが入場!
幸いなことに、京都大学総合博物館の大野館長さんや、京都大学宇宙総合楽研究ユニット長でもある京都大学花山天文台長の柴田教授にご案内いただき、大きな感動とともに、たいへん興味深く拝見しました。
  
 (写真は大野館長と田原教育長。ちなみに田原教育長も京大出身です)
中での撮影はできず、ご紹介できないのが残念ですが、是非、ご自分の目でご覧いただきたいと思います。詳しいご案内は、21日のブログでご紹介しておりますので、参考にしていただけると幸いです。
帯は、昨年丹後織物求評会で若手の織物やさんが展示されていた「はやぶさ」の絵が描かれた帯を注文して作っていただいたもので、多くの皆さんが「うわっ!珍しい!」「はやぶさや〜」と声をかけてくださいました。後ろにはやぶさ、前には土星が描かれています。
見学後は、ショップでのお買いものも賑わっていました。
  
  (写真は柴田教授と有馬局長)
関連の本や、携帯ストラップ、クリアファイル、プラモデル、宇宙食のアイスクリームやイチゴショートケーキなど、色々あり、楽しさいっぱい!

柴田一成教授の著書「太陽の科学 磁場から宇宙の謎に迫る」に、サインもいただいて嬉しい!
国民文化祭のPR隊長「まゆまろ」も参加し、スタッフの皆さんが缶バッジやティッシュ等、配布しながら今年10月29日から京都で開催される「第26回国民文化祭2011」のPRをしてくださっていました。
これを機に、博物館や天文台とも連携を取りながら、国民文化祭を盛り上げていこうと、国民文化祭の有馬推進局長も一緒に話が弾み、とっても嬉しかったです。
  

NPO法人 花山星空ネットワーク」の紹介コーナーもあり、会報誌「あすとろん」も人気でした。

特別公開最終日の2月6日には、「はやぶさ」の設計・開発に関わられた方々によるシンポジウムも開催されます。
午後2時から5時まで、京都大学百周年時計台記念ホールにて。
◆講演  山川 宏氏(京都大学生存圏研究所教授・内閣官房宇宙開発戦略本部事務局長)
      「はやぶさ探査機がたどって来た道とこれから先の道」
     藤原 顕氏(元宇宙科学研究所教授)
      「はやぶさがひらく小天体の科学」
◆パネルディスカッション  テーマ「はやぶさと宇宙」
     コーディネーター 柴田 一成氏(京都大学大学院理学研究科教授・京都大学宇宙総合楽研究ユニット長)
     パネリスト 小山 勝二氏(京都大学名誉教授)と講演者お二人

事前申し込みは不要で定員500名、ご興味のある方、是非ご参加を!