京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

ワーク・ライフ・バランス

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11月25日(火)
今夜は京都府民ホール・アルティで『ワーク・ライフ・バランス推進フォーラム』がありました。

山田啓二京都府知事自らがコーディネーターをされ、3名の素敵な女性のお話を伺いました。

板東久美子氏(内閣府男女共同参画局長、山田知事の大学同級生、子どもさんが高校2年・中学2年の時に秋田県副知事等歴任)
野崎治子氏(堀場製作所 管理本部 担当副本部長、社是「おもしろおかしく」を実現するため“オープン&フェア”な人事・キャリア形成支援システム構築に向けて奮闘中)
上田理恵子氏(株マザーネット代表取締役社長、働く母親が本当に困った時に役立つサービスをめざし、急な子どもの発熱や残業時にも対応するケアリスト派遣や電話悩み相談、育児休暇復帰セミナー等活躍)
それぞれに、ご自分の経験や実践をふまえたお話を聞かせていただき、子育てとの両立だけに限らず、一人一人の仕事や生活の充実について、色々考えさせていただきました。

3名の方々は、それぞれ信念をもって、苦労をしながらもずっと、いわゆるバリバリ働いてこられた皆さんで、なるほど…と思う事が沢山ありました。

◆男性の育児参加を!というものの、男子トイレにはオムツを替えるスペースがない
◆二人の子どもが受験前の時期に単身赴任の話があり、悩んだが、家族が「貴女が決める事」と言ってくれて決心。一人で生活してみて、改めて家族の大切さを感じた。また、健康のため時間を見つけてジョギングしはじめたのがきっかけで、マラソン、視覚障がい者の伴走等、人生が豊かになった
◆母親が夢を描いて、それを実現する姿を見て子どもも夢を描く
◆ダメな企業は多様な人材を使えていない。例えば出産後や介護をする必要性が出た時にも、短時間勤務や在宅勤務等、柔軟に工夫することが大事。でもそれは「あの人なら応援したい!なんとか働き続けてほしい!」という実績や信頼があってこそ
◆保育園に入るのが、たいへん難しい。中でも病気の時が一番大変。いろんな方々の力を借りて子育てしてきた経験を生かし、働きながら子育てしている人たちのニーズにあわせた活動をしている。

等々、その他にも、色々なお話を伺い、たいへん勉強になりました。

人それぞれ、考え・思いがあり、いろんな人生があります。

私自身は短大を卒業してすぐ20歳で小学校の教師になり、友人らからは「一生結婚せず、ずっと仕事をするだろう」と思われていたそうですが、意外にも21歳で結婚…
担任していた子どもたちが大好きで、保護者の方々も若い新米教師に対して本当に有難い協力をしていただきながら、自分ながらも無我夢中で一生懸命頑張ったと思っていますが、当時私には仕事との両立はできないと思い、自分の子どもは自分で育てたいと思って、考えた末、仕事はやめて23歳と26歳で子どもが生まれました。
その後、子どもが成長するにあわせて、PTA等で毎日忙しく、結局は、仕事をしているのと同じくらいの生活になって、今から思うと家族に色々迷惑をかけたなぁと思います。
今も、輪をかけて忙しいフル回転の毎日を送っていますが、家族に支えてもらって、なんとか頑張っていられるのだと感謝しないといけないなぁと思います。
人それぞれ、いろんな人生があり、それぞれが生き甲斐をもった日々を送れますように…