京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

決算特別委員会現地調査2

11月19日(木)

京都府庁CO2 20%削減運動推進事業】

平成21年3月に、京都府庁2号館と議会棟の屋上に太陽光発電装置が整備されました。
以前から整備・公開あされている屋上緑化「京てらす」と共に、太陽光による発電状況や太陽光発電の新技術の紹介をする展示コーナーも設置されました。
本庁舎における太陽光発電装置、屋上緑化環境学習施設の一体的な整備は全国初、唯一の取組みだそうです。
その他にも、窓ガラスに熱遮断・断熱フィルムの導入や、職場における省エネ(電力量を「見える化」するシステムや省エネタップ)
など、府庁本庁舎を省エネオフィスモデルとして「府庁CO220%削減運動」を展開しています。

【歴史的建造物等保存伝承事業 醍醐寺 三宝院唐門】

世界文化遺産に登録されている「醍醐寺
その本坊的な存在である「三宝院」の唐門は慶長4年(1599年)に建立され、昭和29年には国宝に指定されました。

昨年7月28日の落雷によって、被害を受け災害復旧事業としても
木部を解体・補修、屋根の檜皮葺葺き替えなど、保存修理工事が進んでいます。
工事用の足場である素屋根も鉄骨ではなく昔ながらの材木を組んだもので、使える材木は活用し、菊の御紋も丁寧に修理・塗り返して使用、漆塗りをされている職人さんの丁寧な作業も拝見しました。
痛みがひどくて新調した木には1枚1枚年代が刻印されており、後世になってまた修理される時に役立つということです。

総本山醍醐寺の仲田順和宗務総長のお話で、醍醐寺にある国宝・重要文化財の数が、現在調査されれいるだけでも39400点にのぼるとお聞きして驚き、感心しました。
世界に類を見ない木の文化・紙の文化の伝承から、時代の生活様式を知り、昔から環境を守るエコの心が引き継がれていることも教えていただきました。

【国営附帯府営農地防災事業 巨椋池2期地区】

巨椋池干拓地を水害から守るため、排水路の改修を行っています。

かつて宇治川・木津川・桂川などが流れ込む池であった巨椋池
昭和8年に全国初の国営干拓工事が始まり、昭和16年に完成。
干拓によって甲子園160コ分の農地ができ、4500トンのお米の収穫が増えたそうです。(お茶碗6400万杯分)

その後、都市化の進展によって洪水流量が増加し、また施設の老朽化によって農地のたん水被害が生じています。
このため、国が排水機場を改修し、京都府が接続する排水路を改修しています。
地域の皆さんにも維持管理に参画していただくよう「巨椋水辺づくりプロジェクト」(ワークショップ)を開催し、工事前に水路に住む魚たちをみんなで観察しながら安全な所に移す「お魚引越し作戦」や、工事終了後再び多くの生物が戻ってくるよう、みんなで生き物の住処をつくる「淀みづくり大作戦」など、府民参画・協働で
の取組みも行われています。

特に今回視察させていただいた所は、護岸に多くの桜があり、毎年綺麗に咲くのを多くの方々が楽しみにされているところであり、景観にも配慮しながらの工事が予定されています。

※何故かブログに写真がアップできなくなっています。
なんとか載せられないかやっているのですが・・・
一応文面だけ載せておいて、また復活したら写真アップしますので、よかったらまた覗いてみてください。