京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

3月20日

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3月20日
 朝に京都を出発して、福島県に向かう『スーパーひたち』に乗っています。
東日本大震災から10年…
京都に避難してこられた方々の中にも、今は福島に戻られた方、
京都の地で、わっぱ飯のお店を開かれた方、
避難してこられた仲間の支援を頑張ってくださっている方、
身体に優しい食育についてや、地震当時のことを伝えてくださっている方等々、多くの方々と仲良くさせていただいていることに感謝しています。
 いわきに帰られた大好きな人にも、この3月、どうしても逢いたくて…
 また、東日本大震災後、
福島県内中の若者が繋がり、切磋琢磨しながら、福島における役割を個々人がそれぞれ全うしていこうとする人づくりを目指してスタートされた『福島復興塾』の加藤塾長にお世話いただき、今日と明日、福島楢葉町いわき市等をお訪ねしてきます。
途中、久しぶりに拝む富士山は、雲に隠れて頂上付近だけ観られました。
 

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3月20日
現在、福島県楢葉町にいますが、18時10分、緊急地震速報が鳴り響き、急いで机の下に隠れました。
しばらく大きく揺れて、ビックリ!
怖かったです。
 揺れが収まり、ご一緒していた、楢葉町の方から震度5弱とお聞きし、すぐ、対策本部が開かれるのでと急いで帰られました。
 福島の方々は、こんな想いを何度も何度もされているんやなぁと心が傷みます。
 
 

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3月20日 ③
 お昼過ぎに福島いわきに着き、
福島復興塾の加藤塾長に駅まで迎えに来ていただいて、まずは、楢葉町へ。
 そこで、福島復興塾生でもある、
市川さんや新潟からお越しいただいた「ミカエルさん」こと、朝妻さんと合流。
 3月25日から始まる東京オリンピックパラリンピック聖火ランナーのスタート地!
2011年3月15日から2013年6月30日までは、スポーツ施設としては全面閉鎖し、国が管理する原発事故の対応拠点となっていましたが、
2018年7月28日より部分的に再開、同年9月8日には新しい全天候型練習場の利用が始まったそうです。
 広く、鮮やかな緑の芝生で、若者たちがプレーする姿や、多くの人々から寄せられたメッセージ!
楢葉町の町役場前や、道路にも多くの垂れ幕が掲げられていました。

 

 

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3月20日 ④
 浜通りを、楢葉町富岡町大熊町双葉町とご案内いただきました。
 整備されつつあるところ、
まだまだ以前に訪れた時と同じような風景など、道路を隔てて左右でも状況が全く違う現実を拝見して、
まだまだ続く、皆様のご苦労に胸が詰まりました。
 そんな中、 双葉郡富岡町では、
桜の名所・夜の森(よのもり)にもご案内いただきました。
 町のシンボルでもある同地区の桜並木は全長2.2キロあるそうですが、
うち1.9キロの区間原発事故以降、帰還困難区域として立ち入りが制限されてきました。
 以前に訪れた時には、バリケードを挟んで、中の様子を拝見しただけでしたが、皆さんにご覧いただけるようにと整備されたそうで、今回は、近くまで行くこともできました。
 桜が咲く頃には、歩行者天国となり、多くの方々が桜を楽しまれるだろうとお聞きし、思わず、このポーズ!
 多くのご苦労がおありのことと思いますが、美しく咲く桜の木の下で、皆様の笑顔が輝くよう、心からお祈りしました🌸
 
 

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3月20日 ⑤
 双葉町では、『福島県 東日本大震災原子力災害 伝承館』を見学。
「未曾有の複合災害を経験し、復興への途を歩んできた福島の記録と記憶を防災・減災の教訓として未来をつないでいく」とのコンセプトで、
    プロローグ
①災害の始まり
原子力発電所事故直後の対応
③県民の想い
④長期化する原子力災害の影響
⑤復興への挑戦
などの展示や、写真展示。
また、
○  複合災害の話を聞く、共感する『語り部講和』
○  複合災害を考える、教訓を得る『研修プログラム』
○  被災地に行く、体感する『フィールドワーク』なども実施されているそうです。
 実際に目の当たりにした多くの展示物から、10年前の悲鳴が聞こえてくるようで、胸が締め付けられる想いでしたが、
京都市の小学生が送ったメッセージや、子どもたちが考えた未来の町、福島イノベーション・コースト構想などの取り組みなど、困難に立ち向かいながら、未来に向けてチャレンジされているお姿も感じさせていただきました。
 すごく立派な施設。
ぜひ、多くの皆様方に訪れていただきたいものです。