京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。






5月18日
【 伏見義民祭 】
毎年5月18日は、とても大切な日!
天明5年(1785)、時の伏見奉行(ぶぎょう)小堀政方(まさかた)の悪政を幕府に直訴し、
伏見町民の苦難を救い、自らは悲惨な最期を遂げた文珠(もんじゅ久助ら7人のご遺徳を偲び、
この街のために立ち上がってくださった尊い想いに感謝を捧げるとともに、
自分たちもしっかり頑張らないと!と決意を新たにする日でもあります。

江戸時代(1600〜1867)伏見は交通の要衝として栄え、
政治・経済上重要な地であったため、幕府の直轄地として奉行所が置かれていたそうです。
安永8年(1779)に奉行となった小堀政方は数々の悪政を行い、住民たちの暮らしは困窮。
文珠九助、丸屋九兵衛、麹屋(こうじや)伝兵衛、伏見屋清左衛門、柴屋伊兵衛、板屋市右衛門、
焼塩屋權兵衛の7名は虐げられた住民の苦難に心痛め、苦心惨憺の末、天下の禁を破って幕府に直訴されました。
このため、天明5年(1785)政方は奉行を罷免されましたが、久助ら7名も獄中等で、相ついで病死されたそうです。
毎年5月18日には伏見区御香宮神社内に於いて、伏見義民碑保存会のお世話により、慰霊祭が行われています。
ご子孫の皆様も参列され、伏見区長が、ご遺徳を偲び、決意を新た申し述べられ、
慰霊祭後、直会で皆様と懇談させていただきました。