京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。


7月22日
府議常任委員会 管内調査
夜中降っていた雨もあがり
京丹後市の《丹後王国 食のみやこ》を視察。
「丹後の食を活かした観光誘客、10次産業化の取組について」
丹後広域振興局の山内局長のご挨拶、
農林水産部 経営支援・担い手育成課の安原課長、
株式会社 丹後王国の伊藤代表取締役社長から、概要説明を受けました。
平成10年に開設された《丹後あじわいの郷》は、当初、年間約35万人の入場者数でしたが、2年後には17万人、10年後には
約8万人に減少。
その後、リニューアルを加え、約11万人になりましたが、今年度、集客目標50万人を目指して、大きくリニューアル!
コンセプトは…
*丹後の本物の食をあじわう拠点へ
こだわりの丹後食材を使った地元農家等によるレストラン展開
*10次産業化拠点として
丹後食材を使ったオリジナル特産品開発や「食」に関わる人材育成
*丹後観光のゲートウェイ
インバウンド対応等 丹後全域の総合観光窓口機能を付加

4月18日のリニューアルオープン以降、3ヶ月で、15万人が来場!
オリジナルの商品開発にも力を注ぎ、
愛菜館』という地元農家の農産物の出店も
オープン時22軒だったのが、9月には60軒に増え、農産物常時100アイテムを目指しておられます。
今月末には、未改装施設を活用した売場作りも予定されており、夏休み、子どもたちが、喜ぶ【妖怪ウォッチ】のイベントも開催されるなど、様々な取組を進めておられます。
新鮮な海産物など、丹後食材を楽しんでいただける様々なお店の数々!
お昼も美味しくいただきました。
雇用も、あざわいの郷からの継続雇用に加えて、地元から約80名が新規雇用されたそうです。
今回のリニューアルは、かなり力がこもっていると、実感!
ぜひ、多くの皆様にお楽しみいただきたいと思います!
9月12日には、《わたなべ邦子とともに歩む会》主催【京都府再発見日帰りバスツアー】として、京都縦貫道を利用して、
『丹後王国 食のみやこ』や野村牧場さんらを訪れる予定です。
ぜひぜひご参加ください!


府議会 管内調査
最後の視察先は、舞鶴市で、『野生鳥獣を活用した地域振興の取組について』
中丹広域振興局の中村局長のご挨拶、
中丹広域振興局 農林商工部の柴田部長、
(有) 田舎暮らしの、中島代表取締役から、お話を伺いました。
この地域は、野生鳥獣による農作物被害が府内で最も多く、平成22年度は約2億2000万円。
電気柵や、狩猟・捕獲など対策により、平成26年度には、約7200万円になりましたが、ほとんどが埋設や廃棄されてきました。
その鹿肉を、ヘルシーで高タンパク食材として、安定的かつ衛生的に供給できる施設が、民間事業者によって2箇所整備され、中丹地域の魅力として、、『ジビエ料理』を普及していこうとする取組がはじまっています。
実際に、ボイル・ロースト・ウインナーを試食。
臭みもなくて柔らかく、食べやすかったです。
でも、多くの皆様に美味しく召し上がっていただくためには、
専門的な知識や技術を備えた『ジビエ猟師』の育成や、
認定捕獲者制度、
食肉として加工した後の物の処理方法など、多くの課題があります。
有害鳥獣として敬遠されている鹿が、社会貢献・地域振興・地域の活性化につながっていくよう、官民一体となった取組が重要です。