京都府南部各所での取組について、自民党府議会議員団の政調会で視察を行いました。
まずはじめに宇治橋通り整備事業。
宇治市の中心部に位置する商店街であり、世界文化遺産平等院や府立宇治公園など観光地に近く、小学校の通学路にも指定されている宇治橋通りですが、道路の幅が狭いうえに自動車の通行も非常に多く、特に歩行者の安全を確保することが、大きな課題となっていました。
平成15年からワークショップなど地域の皆さまとの協働により検討を重ね、この度、歩行空間(砂色恵の舗装)の確保・減速マーク・電線類の地中化・憩いの空間整備・照明灯の統廃合リニューアルなど、整備事業が行われ、宇治にふさわしい文化的な景観形成にも貢献しながら、安心・安全な道路空間の確保や利便性の向上、地域の活性化が期待されます。
ウトロ地区住環境改善整備計画について説明を受けた後
木津川右岸運動公園整備事業の経緯と今後の整備計画について現地調査
木津川右岸地域の中核施設として、山砂利採取跡地の自然再生を土台として、生涯スポーツや多様なレクリエーション、防災の拠点等を目指した整備が行われています。
苗木の育て親として小学生や府民グループのみなさんにも協力をいただきながら、南エリアは今年度開園予定だそうです。
近くにある青少年野外活動センター「友愛の丘」とも連携されて、多くの府民に親しまれる公園になっていくよう、願っています。
次に山砂利採取地の現状について
城陽市東部丘陵地における山砂利採取は、昭和36年頃から始められ、その面積は城陽市の13%にも及んでいます。採取された砂利や砂は建設工事に不可欠な良質なコンクリート骨材として重要な役割を果たしていますが、一方では自然環境の荒廃や景観の悪化など、課題となっています。
平成元年に設立された「城陽山砂利採取地整備公社」が、土壌汚染防止のための検査や、産業廃棄物搬入帽子のための監視体制等を整備し、入り口でのチャックに加え、埋め戻し現地でも監視員の方が直接立ち合い、安全・安心な埋め戻しを実施されています。
京都府農林水産技術センター
農業・畜産業・水産業・林業の分野を越え、「食の安心・安全」「環境」問題等への対応や、鳥獣害対策など、複数の分野にまたがる課題に迅速に応えていくため、平成21年4月に農林水産関係の試験研究機関等8機関の分散配置を生かしつつ、1つに総合して発足されました。
黒大豆や紫ずきん。京都府固有の豆類遺伝資源の収集、保存・活用等の研究や、キュウリのモザイク病等を防ぐことができる環境にもやさしい画期的な植物ウイルスワクチン「キュービオ」など。
新商品の開発やブランド京野菜の研究も。
ビニールハウス内で、黒豆やえび芋など、よりよいものができるよう、研究が重ねられています。
1日目、最後は、日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所
研究所の概要の説明を受け、実験棟施設の視察をさせていただきました。
光の不思議を体験し、光の基本的な性質から最先端の光技術利用まで、楽しみながら学ぶことができる「きっづ光科学館ふぉとん」も見学・体験させてもらいました。
環境に関するコーナーもありました。
全天周映像スクリーンに、最新のコンピュータグラフィック映像を投影し、来館者が映像プログラムに参加体験できるシアターもあり、様々な視点から楽しみながら学習できるたいへんよい施設です。是非、多くの皆さまにお越しいただきたいと思います。