京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。


京都府議会府民生活・厚生常任委員会
管外調査
最終は、大分県議会で、「社会的養護の取り組み」について。
こども子育て支援課長、児童相談所長、児童アフターケアセンター長さんらから、「子育て満足度日本一」を目指しておられる大分県の、長期にわたる熱心できめ細やかなお取り組みを聞かせていただき、たいへん参考になりました。
平成22年度から設置された、24時間365日対応の電話相談窓口「いつでも子育てほっとライン」は平成24年度には、約2倍以上の相談件数があり、子育てについて身近に相談できる人がいない現状への対策も必要だと感じました。
平成12〜13年度、虐待防止法施行直後、社会的養護を要する子どもたちが急増したにもかかわらず、措置先の選択肢が施設等しかない中で、家庭的な雰囲気の中でこどもたちが育っていける「里親」の重要性に着目し、
里親専任職員の設置、里親募集説明会や行政説明会、里親研修、里親支援専門相談員の活動、市町村への継続的なアプローチや連携、里親登録証の発行、丁寧な里親支援等々、「こどもの最善の利益を確保する」という子ども中心の視点で熱心にすすめられている大分の「里親委託推進事業」に心から敬意を表し、京都府でもできることを取り組んで行きたいと思います。
また、児童養護施設等を退所した児童等のアフターケア事業についても、単なる相談や指導のみならず、みんなの「居場所」として、相互関係の中から、学び合い、社会にコミットできる環境づくりが大切だというお話も聞かせていただきました。
あわせて、次世代を担う若い皆さんや社会全体が、授かった生命を大切に育てることの素晴らしさや、その重要性をしっかり認識できるような取り組みを広げていきたいと改めて痛感しました。


一昨日からの府議常任委員会 管外調査を終えて、大分からソニック、小倉から新幹線に乗り換えて、京都に向かっています。
府民生活・厚生常任委員会の皆さんや、お世話になった議会事務局のお二人、どうもありがとうございました。




    
3日間の府議会管外調査終えて京都に戻り、JR奈良線とお京阪を乗り継いで、伏見経済人例会に参加するため、観月橋の月見館へ。
伏見を愛する皆さんの会はいつも元気をいただきます。