京都府議会議員 わたなべ邦子ブログ

京都府議会議員(伏見区選出)わたなべ邦子の活動報告日記です。

共和病院健康フェアー   京都千年天文学街道ツアー  東山花灯路

共和病院健康フェアー

体重・身長や血圧の測定や、口腔チェック、マッサージ、パワーリハビリ体験など、共和病院小野診療所で健康フェアーが行われているとお声かけいただき、よせてもらいました。血圧を測っていただきましたが、ちょうどいい値だと言っていただき、よかったです。
  

京都府では「すこやか長寿日本一」を目指して、単に長生きされるだけでなく、健康で明るくご長寿いただく為の様々な取組が進められており、このような健康フェアーを定期的に開催していただいていることは、本当に有難いことです。
特に、今回初めて 歯科医師や衛生士のご協力を得て、健康の基本、窓口であるお口の状態を調べて、ケアしていく大切さを知っていただくためのコーナーを設けてくださったとお聞きし、嬉しくありがたく思いました。
  
また、アドバイスを受けながら、緩やかに自分のぺースにあわせてマシンで筋力トレーニング等ができるパワーリハビリのコーナーは、いつも多くの皆さんが仲良く利用されているそうで、その方々がお食事会なども実施、交流されているとお聞きし、これこそ「すこやか長寿」のお取組だと感心しました。
日頃は、メディカルエステも行っておられるそうで、ご案内いただきました。

  
時間の都合上、午後からの添田理事長のご講演を聞かせていただけず残念でしたが、看護部長さんから理事長の「すこやか長寿」に向ける熱い想いを聞かせていただきました。今後とも、よろしくお願いいたします。

お昼からは「京都千年天文学街道ツアー」に友人と一緒に参加。
午後1時に地下鉄東西線御陵駅に集合、主催者である「NPO法人花山星空ネットワーク」の有賀さんや京都大学大学院理学研究科附属天文台台長で京都大学教授の柴田一成先生に色々なお話を聞かせていただきながら、山科の街を歩きました。

少し曇り空でしたが、天智天皇陵ではちょうどタイミングよく太陽が顔を出し、古い日時計が時刻を教えてくれました。いつも通っている道なのに、こんな歴史ある日時計があるとは知りませんでした。
  
元慶寺では、寛和2年6月22日、花山天皇がわずか19歳にして、藤原道兼の陰謀によって、退位・出家させられたお話も伺いました。
  

  

籠愛していた女御をなくして失意の底にあった花山天皇に乗じて、道兼は一緒に出家しようと御所から誘い出し、結局道兼自身は、両親と最後の別れをするからと言って寺から抜け出したまま帰ってこず、すでに頭を丸めてしまった花山法皇が、だまされたと気づいた翌朝には、7歳の懐仁親王が即位して一条天皇となり、兼家は念願の外祖父となり、摂政に就任、兼家の陰謀クーデターと言われますが、御所から花山寺に行く途中、安倍清明宅前を通った時、「帝の退位を示すような天変があったが、事はすでに終わってしまったようだ」と清明が叫んでいる声を聞いたと言われ、このクーデターに清明も加担していたようだとの説もあるそうです。
その後、出家した花山法皇は、多くの子どもをもうけ、彼らが多くの活躍をされたと柴田先生からお聞きし、「出家」というイメージとは、かなり違う感じがしましたが、古の京の都で繰り広げられたことに想いを馳せながら、実際にその地を歩くのは、本当に心躍る感がいたします。
六所神社でも、歴史と天文学にまつわる興味深いお話を聞かせていただきました。
アシスタントで同行されていた、とっても感じのいい京大生お二人は、なんと、双子さん。兄弟(きょうだい)そろって、京大(きょうだい)とは、すごい!
  

  
その後、少し勾配のあるみ道を約40分間登り、花山天文台に着きました。
花山天文台は、昭和4年に設立された伝統ある天文台です。
天文博士の柴田教授に太陽館でシーロスタット望遠鏡やデータ解析用計算機などを見せていただきまがらお話を伺ったり4次元シアターを見せていただきました。
  

  

  

    

別館で18?ザートリウス望遠鏡を見せていただいたり、築80年になる趣のある歴史館は河島英五さんのレコードのジャケット写真にも利用されたそうです。
  

  
本館の45?屈折望遠鏡も見せていただき、初めて行った友人にも喜んでもらえてよかったです。
今回は、特に東日本大震災から1年ということで、京都に避難してこられている親子の皆さんにも参加していただこうと企画されたものであり、本当にありがとうございました。

京都千年天文学街道ツアーは、天文台コースの他にも
清明神社、一条戻り橋、冷泉家京都御所を巡る「明月記コース」
京都大学時計台、真如堂、吉田山、基礎物理学研究所、理学部構内での太陽観望等の「京大コース」
等があります。詳しくは、是非「京都千年天文学街道」ホームページで。

トレーナーやスニーカーから急いで着物に着替えて、花灯路オープニングセレモニーに参加するため、知恩院へ。
本日から3月20日まで開催される「東山花灯路」は今年10周年を迎えました。
  

  

  
ローム株式会社の協力で約2500基の行灯のLED化が実現、ご協力いただいた皆さまへの感謝状や、今回で4回目の「京都・花灯路 創作行灯デザインコンペ」の入賞作品の表彰式もあり、最優秀賞の「竹灯路〜竹が灯す路〜」は高台寺講演に設置されます。

粟田大燈呂は、青森のねぶた祭りの原点とも言われており、昨年10月に粟田神社大祭において巡行されたものだそうです。大迫力!

京都いけばな協会の協力でのいけばな展や、青蓮院、知恩院、八坂神社、圓徳院、高台寺法観寺清水寺での夜間特別拝観、ライトアップに加え、今年は東日本大震災から1年たち、被災地の1日も早い復興を願って「祈りの灯り」も企画されました。10周年記念グッズや東山花灯路クイズラリー等も実施され、きもの姿の若いカップルたちも含め、多くの皆さんで賑わっていました。

(この他の写真がアップできないのですが、また改めて載せたいと思います)
初めて花灯路が開催された10年前は、ちょうど府立高校PTA連合会の会長をしていて、近畿大会等で仲良くなった近畿各地のみなさんらをはじめ、いろんなメンバーと一緒に期間中何度も訪れました。
素敵な行灯を無料で借りられると聞き、是非地元でも行灯を並べて子どもたちと一緒に楽しみたいと、翌年、伏見区まちづくり支援事業の助成金をいただいて、人づくり21世紀委員会の取組として山科川の堤防で行灯を並べて「水と灯りのシンフォニー」を開催したのが、つい昨日のことのようです。
そのご縁がきっかけでその後、6年前に府議会議員補欠選挙に出ることになるまで、毎年、花灯路の準備を手伝いに行っていましたが、その時にお世話になったオリヂナル電設の部長さんや、一緒に準備していたガールスカウトの仲間が今も毎回、協力・準備をしてくれていて、とても嬉しく思っています。